彼女が目覚めるその日まで ~仰天!アンビリバボーな映画~
【タイトル】彼女が目覚めるその日まで 米2018
【監督】ジェラルド・バレット
【出演】クロエ・グレース・モレッツ、ジェニー・スレイト、トーマス・マン
【一言あらすじ】珍しい病気になった女性の話。実話。
いきなりだけど文句から言います。
タイトルがめんどくさい。なんかめんどくさい印象を持った。
彼女が目覚める+その日、というのが嫌。「る」という終わりのイメージの平仮名に続けて「その日まで」って......なんか嫌なんですよ。
まぁ、ええわ。
実話を基にしている病気モノの映画です。
映画についての感想を書いていますが、病気や患者に対してはネガティブな感想は持っていないことを予め書いておきます。
評価
★☆☆☆☆(★1.0):なんか88分しかないのに、長く感じた。
という感想を持つ=面白くないということなんですよ。
前情報を一切なしで観たから、実話を基にした作品って知らず、病気モノってことも知らなかったので、驚いた。詳しくは後で書くけど、クロエ演じるスザンナが患った病気は珍しいもので、病院でも原因を突き止めることができず、スザンナ含め家族が苦しんでいくのをずっと見せられるのが辛かった。
辛かったってのは、こっちも悲しくなって心が....とかでなく、話が進まず、ダラダラダラダラダラダラとなっているのが辛かった。
実際に存在する病気で、患者もいるわけだから、文句はやんわり言わなきゃだろうけど、少なくても映画にするには不向きだと思うし、もしかしたら他の映画製作チームならもう少し上手に撮れたかもね。って感じ。
あらすじ
新人ジャーナリストとして働くスザンナ(クロエ・グレース・モレッツ)は公私ともに順調な生活を送っていた。しかし、ある日突然、精神疾患のような、めまい、幻聴、幻覚などの症状に悩まされるようになる。不安な日々を過ごす中で全身けいれんを2度起こし、そのまま入院することになるが、そこでの検査では原因を突き止められず、容体は悪化する一方だった。
と、まぁこんなあらすじでして。
結果から言うと、精神疾患ではなく、「抗NMDA受容体抗体脳炎」という病気(?)でした。
作中で“珍しい”と表現されていなかったと思いますが、作中で、あれだけの検査の中で発見できなかったのだから珍しいのかなって自分では解釈しています。
その珍しいというのを表現するためか分かりませんが、色んな検査をするも原因が分からない時間がとても長いです。もちろん、実話を基にしているので、主人公の女性や家族にとってはもっと長い時間のように感じたのは承知していますが、映画を観る側としては進展しない病院内での映像をずっと見せられるのは退屈だったし、病気が分かったら分かったで、「なーんだ」で終わってしまう作りだった。
映画にしなくても、日本でなら・・・
珍しい病気に罹り、その苦悩を映像化するなら、もしくは色んな人に認知してもらおうとするなら、日本テレビの「ザ!世界仰天ニュース」やフジテレビの「奇跡体験!アンビリバボー」で特集を組んでくれれば20~40分くらいの映像に収まって観やすいんじゃね?って思える内容の映画だった。
ポジティブな感想として、「こんな大変な病気があるんだな」としか生まれない。
短いけど、こんな感じ
鑑賞:2019.05.23