【タイトル】ザ・サークル
【監督】ジェームズ・ボンソルト
【一言あらすじ】SNSが嫌いになる話。
こんにちは。ぎぶそんです。
みなさんはSNSをやっていますか?Twitter、Instagram、Facebook、他のSNSの名前は知らんけど、多分色んなものがあるんでしょうね。僕はTwitterしかやっていません。でも、リアルの世界の友人とは繋がっておらず、ただ誰でもない人物としてTwitterをやっています。
かといってTwitterで特定の仲の良い人もいません。なんとなく、フォローして、フォローされて、終わりです。そういう使い方で正しいのかは分かりませんが、そんな使い方をしています。
つまり、繋がっているかどうか微妙で、Twitterをやる意味があるのか謎なアカウントになっています。まぁ、あれは独り言をネット宇宙に放つためのモノだと認識しているので良いんだけども。
んで、今回観た映画はそんなSNSにまつわる映画です。
ざっくり言うと、全世界の人類をオープン化しようとする会社のはなし。
今どきっぽいね。
キャッチフレーズっぽく「『いいね!』のために、生きている。」書いてあるけど、日本人が思っている「いいね!」とは違うようです。Twitterやインスタでの活動における「いいね!」ではなく、社内評判の「いいね!」みたいな他者からの社内評価のこと。
別になんだっちゃいいけどね。
感想・軽いネタバレ
評価
★★☆☆☆(★2.0):長いくせに何も残らない映画
長いくせに、とは言ったものの110分しかなかった。特別長いわけではない。ただ、この映画が持っているメッセージ性を伝えるのに110分は長尺すぎる。Twitterの脳内お花畑Boys&Girls(偏見)の手にかかれば、4コマ漫画...は難しいかもしれないけど、1ツイート、つまり4枚分の画像で伝えれると思うぞ?
この類の映画はオチが大きく分けて2種類(開発したシステムが成功するか失敗するか)しかなくて、オチが読める。
伝えたいメッセージも観る前にだいたいわかる。
もう少しあらすじ
メイ(エマ・ワトソン)はベイリー(トム・ハンクス)が代表(?)を務めるIT企業、ザ・サークルに就職した。そこで開発されたSee Changeという小型カメラによる人類完全監視システムが世間から注目されていた。企業はそのシステムを使って、全世界をオープン化ー誰でもが誰でもを監視できる社会ーしようとしていた。そして、実験としてメイは私生活のすべてをオープン化することになるが、それを引き金に彼女の生活は変わっていくことに。
あー、多分なんだけど、「もう少しあらすじ」で嘘を書いたかもしれん。いや、映画を観たのは昨日なんだけど、なんとなく記憶が曖昧ミーマインなんだよね。でも、そのままでいいや。
映画自体はシンプルだよね。グーグルサークルというIT企業に若手社員が入社して、その人を主人公に据えて、物語を進めていく。んで、主人公がシステムの問題点に気付いて、システムを破壊する、という内容。
全部言ってしまった。
ありきたりなメッセージだよね
この作品の持つメッセージはSNSは注意して使おうね、ということでしょ?多分。
SNSやIT系のモノを題材にした映画は全部そういう話になるんだろけど、それを話すのに110分もかけるなってことですよ。
中学校の技術じゃいなんじゃいの時間に20分ぐらいで話しておいてくれ。エマ・ワトソンとトム・ハンクスを使って話すことじゃないんですよ。
そのメッセージを伝えるために、作中では変に寄り道をしたり(必要のないくだりを入れたり)、逆に伏線を張らな過ぎたりしていくんだけど、オチの種類が少ない分、家庭に力を入れるべきなのに、そんなに入ってない印象。
特に、ジョン・ボイエガはなんだったのか。
まとめ
特別観なきゃいけない作品、という感じではなかったかな。
エマ・ワトソンとジョン・ボイエガを目的に観たけど、その部分でも満足はできなかった。
鑑賞:2018.10.23