【タイトル】わたしに会うまでの1600キロ 米2014/日2015
【監督】ジャン=マルク・ヴァレ
【出演】リース・ウィザースプーン、ローラ・ダーン
【一言あらすじ】一人の女性が1600キロを歩く話。
なんか8月に入って映画を観るようになりました。そのついでと言ってはなんですが、ブログのカテゴリーに少し手を加えてみました。
さて、今回の映画はヒューマンドラマ、とまでは言いませんが多少はドラマ性があるような映画です。シチュエーション的にはシンプルで、心に傷がある女性が、単身で1600キロという過酷な距離を歩き、自分を見つめたり、自分探しをしたり、その中で色んな人に出会ったり、していく中で、何かが変わるかもしれないという映画です。
感想・軽いネタバレ
評価
★★★☆☆(★3.0):普通に楽しめる映画でした。
まぁまぁ、面白い映画でした。ただただ1600キロを歩く映画なのかな?退屈なのかな?って思っていましたが、そんなこともなく、いや、ただ歩いていくだけではあるんですが、風景が変わったりもするし、道中に出会う人もいて、淡々とはしていないので、シチュエーションが少ない割には退屈しないで済みました。
基本的には主人公であるシェリル・ストレイド(リース・ウィザースプーン)が歩いていくだけなんですが、過去の出来事をフラッシュバックして、過去のことを掘り下げていきます。母のこと。離婚した夫のこと。
そんなに重くはないので、観やすいです。
もう少しあらすじ
離婚したり、母を亡くしたり、ドラッグに溺れたり、人肌が恋しくなったり、自暴自棄になってる女性シェリルはかつての自分を取り戻すためにパシフィック・クレスト・トレイルを歩くことを決心する。
はい。なんていうか、シンプルなストーリーなので、ここに書くことがないんですよね。これ以上書いてしまうと、ネタバレが過ぎちゃうし。
というか、この少ないシチュエーションで映画を進めていくのに、退屈しないのはすごいよね。監督さんの腕が良いんでしょうな。
もっと言うなら、リース・ウィザースプーンの雰囲気がキャラに合ってるのも、退屈しない理由のひとつかもね。
自分探しの旅
個人的に自分探しの旅なんて言葉は好きではありません。
いや、自分探しの旅自体は嫌いではないんですが、ちょっとアジア圏にプチ留学、どうかするなら旅行レベルの滞在をしたぐらいでSNSで「価値観変わった~」とか言う人間が嫌いなんですが、この自分探しの旅はすごく好きです。
てか、自分探しの旅は好きですよ。
自分探しの旅というか、人生においての遠回りなんかが好きなんですが。笑
というか、自分が真っ最中だからでもあるんだけど。笑
ぜひ、自分探しの旅に出たい人に観てほしい映画ですね。
良かったところ・悪かったところ
全体を通して悪いところはないです。題材の割には淡々としていませんし、なんとなく自暴自棄になっちゃう気持ちも分かるので、共感もできます。
旅の初心者ならではの準備不足だったり、リアルな雰囲気が好きです。
ただ、リアル路線だからこそ、盛り上がりには欠けます。
つまらない訳ではなく、ふんわりと楽しめると良いですね。
リース・ウィザースプーンはデビルズ・ノットが面白かったです。
鑑賞:201608.04