わたしを離さないで ~拗らせ意識高い系オナニー説教映画~
【タイトル】わたしを離さないで 英2010
【監督】マーク・ロマネク
【出演】キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ
今回観た映画は2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ原作をキャリー・マリガン主演で映画化した「わたしを離さないで」です。
この作品は日本ではドラマが作られています。ちなみに主演は綾瀬はるか。
元々、原作の舞台はイギリスなので、映画の方が原作の雰囲気を捉えているのではないでしょうか。まぁ、原作も読んでなければ、日本のドラマも観ていないんですけどね(笑)
感想・軽いネタバレ
評価
★★☆☆☆(★2.0):キャリー・マリガンが可愛い!他は知らん!
この映画を観ていて、冒頭30分ぐらいで「あれ?この映画観たことある...?」って思い始めて、ブログ内で検索かけてみたり、ブログを書きはじめる前に、観た映画をメモしていたノートを探し出して中を確認してみても「鑑賞した」という事実を見つけれなかったんですよね。
でも、観たことある映像や場面がいくつもあって、自分で言うのもなんですけど、観終わった映画はタイトルを覚えているつもりなので、自分の中で鑑賞しきってはないはずなんです。まぁ、そんなこんなで続きを観ていたら、全く知らないシーンが出てきたり、最終的にはオチを覚えてなかったりしたので、以前なんかのタイミングでwowowで冒頭だけ観ていたんだろうなぁって勝手に納得した次第です。
んで、何が言いたいかと言うと、前回冒頭まで観たんだと思うのですが、キャリー・マリガンをはじめ、有名俳優がメインキャストに3人もいるのに、最後まで鑑賞できてない。というかもしかしたら完全に観終わってるの覚えていない可能性まである作品なんですけど、前回の僕が挫折するのも分かります。
映画が退屈でした...。
★2.0の内訳はストーリー★1.0+キャリー・マリガンの可愛さに★1.0のつもりです。
なんつーか、拗らせ意識高い系のオナニー説教みたいな印象を受けました。
つまり、何が言いたいんだという感想。
ここからは偏見に満ちた感想なんですけど、カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞したでしょ?んで、日本国内ではノーベル文学賞の時期になると、村上春樹が話題に挙がるじゃないですか。多分、それは村上春樹の作品であったり、過去の受賞歴などと比較した結果、「村上春樹が受賞してもおかしくない」という意味合いで話題に挙がると思うんですよ。
そして、村上春樹の作品って、さきほど僕が言った、「拗らせ意識高い系のオナニー説教」みたいな小説が多いと思うんですよね。
あ、ちなみに村上春樹の作品をそのように形容するのは自分的には褒めてます。「ノルウェイの森」「1Q84」なんかが好きです。
ということは、
村上春樹(拗らせ意識高い系のオナニー説教)=ノーベル文学賞を受賞するに値する。
すなわち、
ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの作品=拗らせ意識高い系のオナニー説教。
みたいな、方程式が僕の頭の中で構築されました。
ようするにそういうことですよ。どういうことですか?
もう少しあらすじ
外界から隔絶された寄宿学校ヘールシャムで、幼いころから共に日々を過ごしてきたキャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトレイ)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)。普通の人とは違う“特別な存在”として生を受けたキャシーたちは、18歳のときにヘールシャムを出て、農場のコテージで共同生活を始める。(シネマトゥデイより)
冒頭部分、というか幼少期時代を回想するシーンでは、ミステリアスな雰囲気を出しつつ、異質な学校での共同生活に焦点を当てていきます。ただ、そこでは特に大きな動きはありません。
そのシーンが終わり、18歳になった主人公たちは学校を出て外界で少人数の共同生活を始めます。幼少期の頃とは違い心が成長してます。でも、やっぱり特に大きな動きはありません。
隠された事実に主人公たちは気づきません。
そして、大人になった主人公たちは隠された事実を知るのと同時に、自分という存在の終わりを知るのです。
とか書いてますけど、本当に動きがない。
というか動くんだけど、映画を通して得るものが皆無でした。
ぶっちゃけるなら題材はよくある内容なんですよ。ここで作品名を挙げるとネタバレすぎるので書きませんが「アイランド」とか似てるよね。
まとめ
割と上記2つの項目で長々と書いたので、まとめに入ります。
キャリー・マリガン目当てで観るのならOK、ノーベル文学賞を受賞した作家原作の映画を観てみようとするとイマイチです。
とはいえ、キャリー・マリガンを楽しみたいのであれば「17歳の肖像」「ドライブ」をおすすめします。
キャリー・マリガン出演作品の感想
キーラ・ナイトレイ出演作品の感想
鑑賞:2018.01.06