スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方 ~コンパクトな仕上がりなのに、置いてけぼりにされる映画~
【タイトル】スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方 米2014/日未
【監督】クレイグ・ジョンソン
【一言あらすじ】二卵性双生児の姉弟が10年ぶりに再会する話。
今月8作品目の洋画です。邦画を含めると9作品目です。
今回の映画のジャンルは軽いタッチのヒューマン映画です。題材は家族モノでしょうか。メインの登場人物は病んでます。
日本未公開なので、期待せずに観たんですが...
感想・軽いネタバレ
評価
★☆☆☆☆(★1.0):おいてけぼりにされた感じ
日本未公開ってことなので、期待せずに観たのですが、案の定って印象です。
僕はマニアックな映画が好きではなく、分かりやすい映画が好きです。この映画、なんか分りにくいです。93分という短い尺なのに、終始置いてけぼりにされている感がします。
映画にのめりこむことができなくて、映画を端から見ている感じ。というか、映画ってのはどれもこれもスクリーンを通して端から観ることになるんだけど、そういうことではなくて、全然内容に共感というか、なんというか...てな具合です。
もう少しあらすじ
偶然同じ日に自殺しようとしたことをきっかけに10年ぶりに再会することになった二卵性双生児の姉弟のそれぞれが、うまくいかない自分の人生に向き合って受け入れていくまでを描く。(Wikipediaより)
めんどうになってwikipediaから引用しちゃいました。
これだけではあれなんで、少し付け足します。
10年ぶりに再会したマイロ(弟)とマギー(姉)は一緒に生活することになります。
マイロはゲイです。俳優を目指すも、売れていません。彼氏と別れたのをキッカケに自殺しようとします。
マギーは結婚しており、妊活をしているのだが、旦那には内緒で避妊をしており、さらには衝動的に男と寝てしまう。なんとなく自殺を考える。
この2人は問題を抱えています。しかも誰でもが抱え込む可能性のある問題でもあります。そんな二人を映した映画です。
共感できなかったとは言ったが
2人はどこにでもいるような人間です。二人の悩みというか抱えているものは、意外にもみんなが抱えている問題になり得るし、この2人は弱い人間なのかもしれないが、ずっと強い人間もいません。
だけど、なんとなく魅力を感じない。
この2人の姉弟の関係に魅力を感じないからかもしれない。単体で観ると悪くはないのだが、2人揃ってこんな調子だとシンドイ。
もう少しHAPPYな仕上がりを期待してました。
問題の置いてけぼり感というのはメインの2人が病んでいるからでしょうね。映画の中に僕ら側のスタンスの人がいないので、映画にのめり込むための窓口がないのが勿体ないです。すごく狭い空間・関係で話が進むのにもやもやしちゃいました。
まとめ
マイロがする、曲に合わせて口パクのパフォーマンスなんかは好きな演出でした。僕もそういうことします。気持ちが晴れるんですよね。好きな曲をガンガンかけてエアギターしたり、口パクで歌ったり。
仮装パーティのシーンも悪くはないです。好きな人は好きでしょう。
タイトルの「スケルトン」は骸骨を意味していますが、映画内での重要度としては弱く、なんか意味ありげな雰囲気を醸し出していますが、そうでもない。タイトルが気に入らなかったです。
まぁ、これは、邦題の問題なので、映画には関係ないと言えば関係ないのですが。
ざっとですが、感想です。
鑑賞:2016.08.16