007 スペクター ~この時計にはどんな機能が?‐時間が分かる。~
【タイトル】007 スペクター 日英米2015
【監督】サム・メンデス
【出演】ダニエル・クレイグ、クリストフ・ヴァルツ、レア・セドゥ
【一言あらすじ】「マティーニを。ステアせずシェイクして」な話。
今更感もありますが、やっとこさ「007 スペクター」を観ました。なんだかんだ映画館で観れてなくてこのタイミングでの鑑賞となりましたが、面白かったです。
やっぱりさ、007ともなると安定の面白さがあるよね。なんであんなにカッコいいんだろうか。ダニエル・クレイグに役者が変わってすぐは違和感があって、先代のピアース・ブロスナンが良いなぁとか思ってたけど、今はダニエル・クレイグじゃないとダメな感じになってます。笑
感想・軽いネタバレ
評価
★★★★☆(★4.0):さすが007ですね!
ダニエル・クレイグ版の007は過去に3作品あります。個人的には先代のピアース・ブロスナンの方がエンターテインメント性では勝ってると思うんですよ。と、言うのもダニエル版の007はダークなんですよ。シリアスなんですよ。ドラマ性がっつりなんですよ。それが良さなんだけどね。
んで、今作のスペクターで過去3作品のダークでシリアスなドラマ性を回収していく感じです。なので、できれば3作品を復習してから観るのがおすすめです。
じゃあ、なんで★5個じゃないのかって話なんですけど、単純にエンターテインメント性に欠けるからです。どうしてもシリアスの主張というか、台詞が少なめだったり、派手な演出に欠けていて、ちょっとだけ物足りない。というか、映画を観ていて、ワクワク、ドキドキ、展開が気になる!っていうことが少ない気がしました。
あとは、クレイグ版過去3作品を観ていないと、どうしても十分に楽しめないような気がしたから。もっと言うなら他の世代の007のオマージュが多いらしく、やはりコアなファンの方が楽しめるみたいです。
もう少しあらすじ
メキシコシティにて、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)はスタジアムの爆破テロを未然に防いだが、やり方についてMに注意されて謹慎処分を言い渡される。しかし、メキシコシティでの一件は亡き先代Mの遺言であったのだ。Mの遺言である任務を秘密裏に遂行していくうちに、大規模な犯罪組織の存在が明らかになっていく。
今作はダニエル版007の集大成とも言える作品です。007でここまでシナリオが繋がっている仕上がりになってるのってなかなかないんじゃね?って思うんですけど、どうなんですかね?前々作の敵が再登場したり、前作で殉職したMが遺言という形で登場したり、スカイフォールで焼け残った写真がちょっとしたキーになったり。個人的には何作かを繋げて1つの作品となるのは好きなんですけどね。
んで、今回はボンドガール2人います。
一人はモニカ・ベルッチ演じるルチア・スキアラです。登場シーンは少なめです。
もう一人はレア・セドゥ演じるマドレーヌ・スワンです。こちらは後半からずっと出ています。
どちらも役柄の設定上、ある意味敵側の人間っぽいところが魅力的ですね。
派手さはないけど
派手さはないけど、って言っておきながら結構派手です(笑)
アクション満載です。爆発たくさんします。スパイグッズも出てくるし。おなじみのボンドの拷問されるシーンもあるし、雪山でのチェイスもあるし、マティーニも。
相変わらず、紳士で、モテモテです。うらやましいです。
新しいMも魅力的なキャラです。アストンマーティンカッコいいし。
色んな国に行きます。最近のスパイ映画はモロッコが好きみたいですね(笑)
一度は言ってみたいですね「ボンド。ジェームズ・ボンド。」
よかったところ・わるかったところ
良かったところはサム・スミスの曲がまずひとつ。「ライティング・オン・ザ・ウォール」なんですけど、すごくお気に入りの曲です。前作のアデルの曲もすごく好きだけど、こちらも良いです。
他のよかったところは上記で書きつくした感あるよね。
悪かったところは007というタイトルじゃなかったら、イマイチだったかもなぁ。と思えちゃうところ。
あとは拷問シーンが陰湿なところですかね。金玉を責められる「カジノ・ロワイヤル」での拷問シーンが1番好きです。
鑑賞:2016.08.04