ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 ~裏ピースの意味は「糞くらえ」らしい~【感想】
【タイトル】ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
【監督】ジョー・ライト
【出演】ゲイリー・オールドマン、リリー・ジェームズ
おっす。
コメントしにいくと言っておきながら、一回しかコメントに行ってないぎぶそんです。
いやー、コメントってハードル高いわ。高すぎて棒高跳びに種目変更しなきゃいけないぐらい。
というか、映画評的な記事ってコメント書きにくいのかもしれんね。全く知らない映画にはコメントしにくい。自分のテリトリー外の古い作品にもコメントしにくい。博識なブログにペーペーの素人目線でコメントするのは気まずい。あれこれコメントしにくい理由を見つけては心の付箋に書き留めております。そういうの良くない。
頑張るよ。
そんなこんなで観た映画は『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』です。意図せず、政治感の強めな映画を連続で観てますね。いまの日本社会に対する深層心理の表れなのだろうか、いやそうではない(反語)。
評価
★★★☆☆:政治家視点の映画は苦手なのかもしれん。
僕は映画に関しては雑食で、どんなジャンル(スタイル)の映画も楽しめると思ってたんですけど、最近そうでもないなって思っていて。
ミュージカル映画はなかなか苦手です。でも、音楽満載の映画は好きなんですよね。
他には、群像劇はあまり好みではないことが分かりました。
群像劇に関しては小説でも苦手なんですよね(笑)
そして、前回と今回の記事で新たに気付いたのは「政治家視点の映画」が苦手っぽそう。ってことですね。まだ2作品ぐらいしか観てないので、検証の余地がありますが、おそらく苦手なのかも。
前回も書いたけど、政治に明るくないし、地理選択だったこともあり、歴史も苦手です。まじで。
この映画の主軸である第二次世界大戦におけるイギリスの立ち回りを映画から多く読み取らなければいけません。
なぜ、英国が舞台なのに、ドイツやフランスがやたら登場するのか。ウィンストン・チャーチルに首相になった時点でどのような戦局になっていたのか。など、たぶん大人であれば一般教養なのでしょうが、知識不足ですみません。
んで、映画の評としては
面白いけど、面白さを感じるのは戦争の局面に触れている部分ではなく
それ以外の部分である、というのが正直のところですね。
映画のチャーチルがどのくらい忠実に再現できているのか分かりませんが、キャラクターとしては面白い人物のように描かれていました。頑固ではありますが、最終的には柔軟な行動力で、自分の思考の補強をするというのは好きですね。政治家としてどうなのかと言われたら分かりませんけど。
そして、リリー・ジェイムズの可愛らしさときたら。
「YESTERDAY」「ベイビー・ドライバー」など、魅力的な演技をしていますね。控えめに言って、好き。笑
もちろん主人公を演じたゲイリー・オールドマンもダンディで大好きです。そういうところで評価を上げている節はあるね。
あらすじ
第二次世界大戦の初期、ウィンストン・チャーチルは英国の首相に就任する。ドイツの侵攻に対して抗戦すべきだとするチャーチルであったが、保守派は降伏し少しでも好条件で和平条約を結ぶことだと主張する。そして、フランスがドイツに敗北し、チャーチルは英国が進むべき道の選択を迫られる。
第二次世界大戦の初期と書いてますが、映画で映画の補足をするのであれば、あの有名な『ダンケルク』(2017)の時期なんですね。映画と映画が繋がった気がして、ちょっとテンションが上がりました(笑)
ウィンストン・チャーチルのおかげ(おかげであってる?)でダンケルクにいた兵隊を助けることができたんかぁ。じゃあトム・ハーディを辿っていけば、ゲイリー・オールドマンに行き着くのかぁ。とかアホなこと考えてました。
舞台は世界大戦中なのですが、映画の内容で人の死を扱いすぎてないので、重くなりすぎてないし、でもヒトラーを含めてドイツの凄さは伝わってきます。
地下鉄のシーンは好きよ
僕は単純な人間なので、映画の中における分かりやすいターニングポイントが好きだったりします。この映画では、チャーチルが地下鉄に乗るシーンがそれにあたるのかな。国民の意思を確認するために、地下鉄に乗り、同じ車両に乗り合わせた国民に話を聞くというのは演出的にも、政治的にも好きなシーンでした。
他には、秘書として雇ったレイトン(リリー・ジェームズ)を女人禁制の作戦会議室に入れて、戦局を包み隠さずに説明するところとか良かった。
まとめ
これまた、予備知識...というか一般教養かもしれないけど、WWⅡに関する知識があればもっと楽しめたんだろうなという印象。連合国を構成する国とか、どういう戦局が続いていたのか、とか
そういうのを知っていれば、映画の製作者の意図をもっと読み取れたんじゃないかと、少し後悔のような思いもあるね。
この映画でのゲイリー・オールドマンの演技で「おッ!」と思うところは少なかったけど、特殊メイクはさすがだね。アカデミー賞でメイク賞を日本人がこの映画で獲得したから言ってるのではなく、まじでスゴイなと思うよ。メイクの良し悪しで作品の細部の評価が変わるだろうし。
今日はいつもと違う雰囲気の記事になった気がする。
あんまり推敲せずに、カチャカチャとタイプしているからかもしれない。
多分、映画の中のレイトンがタイプライターを打っている姿がカッコ良かったから
それを意識でしているかも(笑)
まぁ、推敲してもしなくて、変な文章には変わりないんだろうけどね。
映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』予告編
鑑賞:2020.05.09
リリー・ジェームズ出演作品の感想記事