世界は今日から君のもの ~門脇麦が好きならどうぞ~
【タイトル】世界は今日から君のもの 日2017
【監督・脚本】尾崎将也
【一言あらすじ】元引きこもりのオタク女子を主人公としたヒューマンドラマ映画(Wikipedia)
こんにちは、ぎぶそんです。
久しぶりに記事を書きます。
少し忙しいので、挨拶をそこそこにして、内容に入ります。
感想・少しネタバレ
評価
★☆☆☆☆(★1.0):こういうのは無理なんです
すごく緩いテイストで話が進んでいきます。ただ、緩いのはシナリオとかではなく、登場人物の覇気のない喋り方や行動などです。もしくはオツムです。
この映画の主人公は門脇麦演じる小沼真美です。元(今も)引きこもりのフリーターです。
引きこもり全体を貶すつもりはないですが、小沼真美はコミュニケーションを取るのが苦手で、喋っても単語だけであったり、たどたどしかったりして、無性にイライラします。
周りを取り巻く環境も冴えません。まぁ現実の世界ではそれが普通なのかもしれません。
そういう意味ではリアリティがあるんでしょうけど、今の僕には受け付けなかった。
最初の方は、門脇麦に対して好感があったけど、中盤以降は無理でした。
もう少しあらすじ
元引きこもりのフリーター小沼真美はバイト先を解雇される。父親が見つけてくれた新しいバイト先で働く中、ひょんなことから絵の才能を見出されて、その方面で新しい仕事をいただくことになる。周りが真美に期待する中、『自由に描く』という今までにないものを要求されたことにより真美はパンクしてしまい、家出をしてしまう。彼女は自分の気持ちを整理して、人生の新たな一歩踏み出せるのか....。
1人の引きこもりが生まれ変わっていく過程を描いた作品で、出演者もコンパクトで物語の内容も多くは触れないので、あっさり観れるはずなのに、特筆するものもなく、106分もあるので、苦痛だった。
門脇麦の演技自体は好きだし、多分設定的にはこの映画との相性は完璧になるはずなんだろうけど、何かがダメだった。
多分、全編通して、だらだらしているのが勿体なかった。
緩急の付け方が足りなかった。出てくる人みんな緩いのはいかがなものかと。
あとは一歩を踏み出したのはいいけど、そのトリガーになったのが弱いというか、伏線としては弱いかな、という感じ。
もう少し、小沼真美のバックヤードだけでなく、小沼家の背景を掘り下げるべきだった。
まとめ
早いけど、まとめ。
特に得れたものはなく、ただ106分が過ぎた印象。
門脇麦をキャスティングしたのであれば、周りをもう少し飾らなければ、映画としてのメリハリがない。
三浦貴大のことも好きだが、彼の良さが生きるのは、門脇麦との共演では無理なのかもしれない。
鑑賞:2018.11.10