ジンジャーの朝 ~さよなら、わたしが愛した世界 ~冷戦下のロンドン、淡々と二人の女の子の考え方が変わっていく~
【タイトル】ジンジャーの朝 ~さよなら、わたしが愛した世界
【監督】サリー・ポッター
【出演】エル・ファニング、アリス・イングラート
【一言あらすじ】冷戦下のロンドン、2人の女の子の話。
えるしつてるか 死神は りんごしかたべない
はい、すみません。ふざけました。エル・ファニングさんすみません。
冒頭からふざけてしまうぐらい、退屈な映画でした。テイスト的には少し前に観た「少女が大人に変わる夏」っぽいです。とは言え、時代設定が違うので全然違うかも。どっちだよ。
感想・軽いネタバレ
評価
★☆☆☆☆(★1.0)
なんかね、盛り上がらなかったなぁ。
映画の舞台は冷戦下のロンドンで、なんとなく不穏な空気が流れています。全体的に暗い印象で話が進んでいきます。話の内容も暗い。時代的な背景も暗いです。核戦争に突入するのか?みたいな感じ。主人公の2人の女の子の家庭も暗い。というか家庭環境にスポットライトを当てた映画になっています。
最初、芸術性の高い映画なのかな?って思ったんですけど、そうでもなくて、青春モノな感じで紹介されてるけど、青春感もないです。
何度も言うけどなんとなく暗い。暗い青春モノも楽しいですが、これはなんか違う。
てか、「暗い」って打ってると、たまに「クライ」になるけどなんやねん。
もう少しあらすじ
広島に原爆が落とされた1945年に生まれたジンジャーとローザは親友どうし。ローザの父親はローザが幼いころに家を出ており、ジンジャーの両親は仲が悪い。2人はそういう家庭環境だった。アメリカとソ連の冷戦下で、互いが核兵器で牽制しあう中、2人は核兵器反対運動に参加したり、二人でふらふらしたりしていたが、時が経つにつれ2人の考え、生き方にすれ違いが生じるようになっていった。
こんな話。
僕が無知なせいでもあるんだろうけど、冷戦下という設定がピンとこなかった。
ジンジャーとローザは親友どうしで何をするにも一緒なんですが、なんとなくローザが非行に走っちゃう。タバコに手を出してみたり、夜遊びしたり、行きずりの人と恋まがいのものに落ちたり。んで、最初はジンジャーもそれに付き合っていたんだけど、ジンジャーはジンジャーで核兵器反対運動とかに参加したり、両親のいざこざに辟易して、別居することになったお父さんについて行ってみたりしていく。
そしたら、まぁ、ちょっとした(ジンジャーからしたら大事)な事件が起きて、物語は終幕に向かっていく。
よかったところ・わるかったところ
作中でジーンズを履いてお風呂に浸かってるシーンがあるんですが、そのシーンが好きです。と、言うのも、昔生デニム(おそらくLevi's501限定?)を体にフィットさせるために、着用した状態で湯船に浸かり、履いたまま乾かすのが流行ったらしいです。それがなんとなく心意気だなと思いました(?)
なんか、「なんだよこのシーン・設定は!!!」ってなるほどではないんですけど、本当に僕の心には響かなくて、自分が男だからかなぁ。とか思いながらこの記事書いてます。
淡々と観終わったので印象薄いです。
今回の記事は短めですね。
てか、原題は「Ginger & Rosa」なんだけど、邦題ではローザいないんですけどw
映画『ジンジャーの朝 ~さよなら、わたしが愛した世界』予告編
鑑賞:2016.06.05