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ターミネーター:新起動/ジェニシス ~新しいターミネーターが始まる!I'll be back!~

【タイトル】ターミネーター 新起動/ジェニシス    米日2015

【監督】アラン・テイラー

【出演】アーノルド・シュワルツェネッガージェイソン・クラーク

【一言あらすじ】機械の反乱を防ぐために過去へタイムスリップする話。

 

 

 

久々のSF映画を観ました。しかもターミネーターの続編です。ちなみに僕は「1」「2」は好きです。「3」は普通。「4」は記憶ないっす。多分観たことないんだろうなぁ(笑)

ドラマのサラ・コナークロニクルズ的なのも大体観た感じです。

 

 

感想・軽いネタバレ

 

 

評価

★★★☆☆(★3.0):普通に楽しめました。

 

結構面白かったです。ターミネーターシリーズは「3」くらいから少しこけ始めてた印象なので、正直あんまり期待していなかったってのもありますが、序盤はニヤニヤしながら観ることができました。「1」や「2」に繋がる設定が垣間見えて、「1」「2」が好きな僕にとってはたまりませんでした。

 

今回のターミネーターのコンセプトって今までの1~4までの続編って感じではなく、もちろん続編なんすけど(どっちだよ)、1~4で起こったことを踏まえて、新しくターミネーターを「新起動」させる感じ。

 

序盤だけなら★4.0のつもりだったんですけど、中盤からラストにかけて尻すぼんだので★3.0評価になりました。特に敵の設定が無理。

 

以下、ターミネーター1=T1、ターミネーター2=T2、ジェニシス=T5と表記します。

 

 

 

もう少しあらすじ

2029年では、ジョン・コナー率いる人類軍vsスカイネット率いる機械軍の戦いは人類軍の勝利で終わったかのように思われたが、機械軍は切り札としてターミネーターを1984年に送り込んでいた。それはジョン・コナーの母親、サラ・コナーを殺すためである。それを知ったジョンの部下であるカイル・リースはサラ・コナーを守るために過去にタイムスリップすることに志願。しかし、カイルがやってきた1984年はジョンやカイルが知っていた1984年とは違っていた。

 

 

最後の1行の「カイルがやってきた1984年はジョンやカイルが知っていた1984年とは違っていた。」が「新起動」にあたる部分ですね。最初、観始めたときにT1をリメイクしたのかと思いました。ただ、タイムスリップした1984年は僕ら(観客もカイルも)が知ってる1984年ではなくて、惹きこまれていくんですよ。

T1だけでなく、T2要素も盛り込まれてるのが面白いですよね。

イ・ビョンホン演じる液体金属ターミネーターがカッコいい。

 

 

 

敵の魅力が弱い

T1、T2の魅力って敵にあると思うんですよ。T1ではシュワちゃんターミネーターが怖くて「こんな最強な機械どうやって倒すんだよ...」ってのがあるし、T2ではT1の敵だったシュワちゃんターミネーターが味方になって、敵の液体金属ターミネーターが強くて「こんな最強な機械どうやって倒すんだよ...」ってのがある。

つまり、敵が素晴らしく良いんですよ。3と4は知らん。笑

 

んで、今作の敵はあんまり魅力がない。そもそも敵の構造的なのがイマイチ分かんない。T1ではシンプルな機械、T2では液体金属と強そうなのが分かる。3にも言及すると、武器仕掛けでなんとなく強いのは分かる。まぁ、魅力はないけどね。んで、T5の敵は一言で言うと「よくわかんない」って感じ。磁場が云々って話があったけど、磁場かよ...ってなる。

もっと魅力的な敵であってほしかった。

 

かつ、T5の敵は今までのターミネーターシリーズの概念をぶち壊すような感じで受け入れることができなかった。それが1番ダメ。

 

 

 

よかったところ・わるかったところ

良かったところはターミネーターシリーズに新しい展開を見せてくれたところでしょうか。今までのシリーズを踏襲しつつ(特に1と2)、映画を作ってくれたのは嬉しいですね。シュワちゃんターミネーターも出てきてくれて嬉しいです。

 

悪かったところは敵に魅力がないことでしょうか。そこが惜しいです。液体金属くらいの衝撃が欲しかったなぁと思います。

 

 

基本的に予習はなくても良いですが、できればT1とT2は観てから観た方がより一層楽しめます。

 

 

 

記事タイトルに新しいターミネーターが始まるとか書いていますが、続編は作られない可能性があるみたいです。元々3部作の予定だったけど、思ってたより売れなくて...ってなってるみたいよ。

 

 

 


映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』日本版特報映像

 

 

 

鑑賞:2016.06.05