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ブリッジ・オブ・スパイ ~トム・ハンクスはスパイじゃなかったのか。勘違いしてた。~

【タイトル】ブリッジ・オブ・スパイ       米2015/日2016

【監督】スティーヴン・スピルバーグ

【出演】トム・ハンクス、マーク・ライランス

【一言あらすじ】スパイとスパイを交換する話。

 

 

 

 久しぶりに映画を観ました。巷では「ハドソン川の奇跡」が上映中ではありますが、僕は今作を観ることに。ぶっちゃけると、一回目観始めたときは睡魔が襲ってきまして、途中で観るのを断念して、少し間を置いて鑑賞し直しました。決してつまらなくて眠気が来た訳ではないですよ。元々のコンディションが良くなかったのです(笑)

 

てっきり、トム・ハンクスがスパイなのかと思っていました。しかも、この映画って史実に基づいた映画なんですね。知らなかったです。てな訳でジャンルはWikipediaから拝借させていただきますと歴史・伝記・ドラマ・政治・アクション・戦争・スパイ・スリラー映画とあります。盛りだくさんっすね。けど、観た印象で言いますと、アクション・戦争要素はほとんどないです。あくまでストーリーの背景にあるぐらい。スパイ感もそんなにないです。「ミッション・インポッシブル」「007」あたりをイメージすると裏切られます。スリラーって何?あったっけ?

 

 

 

 

感想・軽いネタバレ

 

 

 

 

評価

★★★☆☆(★3.0):面白いというよりはすごい。

 

実話を基にすると話に厚みが出たりもするし、リアリティがあったり(実話だしね)して良いんだけど、弱点としては淡々としがちなんだよね。個人的に思うところとしてはね。んで、この映画も割と淡々してる。しかも、長い。

エンターテインメント感は弱めで、話は難しいかもしれん。映画の舞台は冷戦中のアメリカでそこにソ連とドイツとが絡み合ってむむむ。

で、評価の方は★3.0ってところでしょうか。つまらなくはなかったです。けど、面白くもなかった。面白さや娯楽性で言ったら★2.0になるかも。それでも★が1.0増えたのは、歴史的に起こったことを知れて、主人公のすごさを知れたからかな。

 

 

 

もう少しあらすじ

保険担当弁護士として働くジェームズ・ドノヴァン(トム・ハンクス)の元に刑事事件の仕事が入ってくる。その内容はアメリカでソ連のスパイとして諜報していたアベルを弁護をするというもの。しかし、敵国であるソ連のスパイを弁護するということに少し考えることに。

一方、偵察機に乗ってソ連を調査をしていたパワーズは攻撃を受けてソ連に拘束されてしまう。さらに、不運なアメリカ人留学生プライヤーがドイツで捕えられてしまう。

ドノヴァンはソ連のスパイであるアベルとパワーズとプライヤーの交換のために東ベルリンに向かうのであった。

 

 

 

上の方でも書きましたが、トム・ハンクスはスパイではありません(笑)スパイと名が付いている映画ですが、スパイ感はありません。あくまで史実に基づいた、ドラマ映画です。言っちゃえば、退屈でもあります。なんか僕の最初の入りが悪かったな。ちょっと残念。

 

 

 

歴史的にはすごいことだと思う

小学生並みの感想で申し訳ないけど、冷戦下のアメリカ・ソ連・ドイツの3国で起こった事件というか、面倒事を解決した主人公って凄いよね。しかも1対1の交換ならまだしも、1対2の交換を成立させてしまう。さらに言うなれば、プライヤーは軍事的には価値のないただの学生で、アメリカ政府はパワーズの方を重要視していた中、ドノヴァンはプライヤーのことも助ける。

そもそも、交換の話が上がる前に行われていた、ソ連のスパイを弁護しようとする姿勢が素晴らしいよね。そのせいで家族や自分が白い目で見られることもあるかもしれないのに(実際に家族に被害があった)も関わらず、弁護を引き受けるという聖人君主かよ。トム・ハンクス

 

そういう歴史的すごさが分かる映画でした。

 

 

 

まとめ

正直、おすすめだよ!とはならない映画です。この前観た「顔のないヒトラーたち」のような史実を追った戦争関連映画なので、そのつもりで観ないと結構苦しいかもしれないです。

何度も言いますが、トム・ハンクスはスパイ役ではありません(笑)

全体的に暗い雰囲気があります。冷戦中なので。観ていて、スカっとしたり、おぉ!とかズーンと重くなったりしません。なんというか淡々。

 

ただ、面白くないわけではないです、なんともお茶を濁した感じの感想記事になってしまった。

 

 

 

 


ブリッジ・オブ・スパイ - 映画予告編

 

 

 

 

鑑賞:2016.10.09