キングスマン ~スパイ映画をまとめたらこうなった。A級、ときどきB級映画。~
【タイトル】キングスマン
【監督】マシュー・ヴォーン
【出演】タロン・エガートン、コリン・ファース、サミュエル・L・ジャクソン
【一言あらすじ】紳士が世界を救う話。
勝手にコリン・ファース祭りをしております。のつもりが、この映画のWikipediaのキャストの部分を見たら、コリン・ファースは2番手でした。意外。てっきり主役と思ってたからね。それにしてもスーツが似合う男だな。コリン・ファースは。カッコいい。しかも今作ではメガネを掛けていることが多く、メガネ萌えにはたまりません。僕はメガネ萌えではないですが。
この映画のジャンルはアクション・コメディです。監督のマシュー・ヴォーンは「キック・アス」シリーズも作っています。「キングスマン」における敵を倒すシーンは「キック・アス」っぽい仕上がりになっています。つまり敵を倒すシーンがコメディ寄りだったりする(笑)
真面目に敵を倒せばいいのに、いや、演者は真面目なのに演出がコメディに走ってる感じ(笑)
「キック・アス」シリーズが好きならおすすめ。好きじゃないなら微妙かも。
感想・軽いネタバレ
評価
100点満点中75点
最近、点数をつけるのが難しいんですよね。この映画を観る前に「英国王のスピーチ」を観て、面白かったんですね。んで、その感想記事を書く前に「キングスマン」を観てから2つの記事を書きだしたんですけど、なんか点数のつけ方間違えた気がします(笑)
どっちかというと「キングスマン」の方が面白いです。笑えますし、おまけ程度にドラマ要素もあります。
「英国王のスピーチ」がドラマにコメディエッセンス
「キングスマン」がアクションコメディにドラマエッセンスって感じでしょうか。
好き好きではあると思うんですけどね。まぁどちらも面白いです。
話が逸れましたね。
この「キングスマン」なんですが、もう少し面白くできたんじゃない?って感想があります。
スパイアクション映画なので、敵がいます。ただ、敵がやってることが少し分かりにくい&スケールが大きいけど思想じみていて面倒な感じで、なんとなくイマイチ。
サミュエル・L・ジャクソンの風貌なら、もっとトチ狂った役に持っていってもいいんじゃない?って感じです。
スパイ映画だからって、「007」「ミッション・インポッシブル」のようなのを期待してもダメです。要所要所にそれぽい雰囲気がありますが、ちょっと違う。
上手に差別化ができている映画です。
特にアクションシーンは監督の持ち味が前面に出ています!
もう少しあらすじ
スーツの仕立て屋を拠点に活動する諜報組織「キングスマン」は他の組織と違い、どの国にも所属せずに、秘密裏に活動している。 そこに所属するハリー(コリン・ファース)はある青年エグジー(タロン・エガートン)をキングスマンの候補生としてスカウトする。エグジーが他の候補生とともに試験を受ける中、ハリーは人類の存亡を左右する陰謀を追っている最中に殉職してしまう。敵対組織の陰謀を阻止するために、ハリーの仇をとるために、アジトに乗り込むのであった。
まぁ、少し暴力的な言い方をしてしまえば、ストーリーで魅せる映画ではない気がします。
観るべきところは「アクションシーン」です。本来なら手に汗握るシーンなんだろうけど、コミカルでポップな音楽と共に繰り広げられるアクションはカッコいいという感想と一緒にちょっと面白かったりします。
「キック・アス」も、そんな感じだしね。と、言うのも、原作はマーク・ミラーで監督がマシュー・ヴォーンの組み合わせが全く同じなんですよ。なんで、「キック・アス」と「キングスマン」は似てると言えば似てる。そう思わない人もいるかもだけど、僕的には似てる。
違うところは紳士か紳士じゃないかぐらい。
マナーが人を作る
これはコリン・ファース演じるハリーの決め台詞です。カッコいい。良い台詞だと思います。
紳士映画なので、オシャレだなぁと思うシーンが結構あります。ハリーが最初に青年エグジーとカフェ的なところで会うシーンや、ハリーが敵のボスと食事をするシーンではマクドナルドを食べたりするし、作中でウイスキーの話がちょいちょい出てくるのもカッコ良いです。
よかったところ・わるかったところ
良かったところは大虐殺するタイプのアクションシーンをポップな演出によってやんわり仕上げてるところでしょうか。ブラックユーモアな印象もある今作ですが、やんわり仕上がってます。
過去のスパイ映画でも出てきたような、スパイグッズは憧れますよね。ハリーがスマートにそれらを扱うのはセクシーです!
悪かったところはハリーとエグジーの絡みが少ないのが勿体なかったなぁ。もっと2人のシーンを見たかったなぁ。
全体的に惜しいなぁというのがあった。どこが?と言われたら、なんとも言えないんだども。
まぁ、スパイ×コメディの組み合わせがあんまり好きじゃないからなんだろうなぁというね。
全体的にレベルが高い映画です!
コリン・ファースは「マジック・イン・ムーンライト」「英国王のスピーチ」などが有名かと。
鑑賞:2016.05.24