スパイ・レジェンド ~ポップな007な感じ。師匠と弟子の絆の物語~
【タイトル】スパイ・レジェンド 米2014/日2015
【監督】ロジャー・ドナルドソン
【出演】ピアース・ブロスナン、ルーク・ブレイシー、オルガ・キュリレンコ
【内容】かつては凄腕だった男はスイスで隠居生活を楽しんでいたが、昔の恋人を助けるためにモスクワに行く。そこで、敵対することになったのはかつて所属していた組織と自分が育成した部下だった.....
いやー、ピアース・ブロスナンが出てるからだろうけど、007感が満載だった。
とはいえ、ボンドガールもいないし(女性は出てくるが、ロマンス部分があまりないので)、高級な車が出てくるわけでもないし、タキシードを着てる訳ではない。
サブタイトルにも書いてるけど、ポップな007と素直に感じた。
それはピアース・ブロスナンが出ているからだけどね。別に作品は007な感じではない。
作品としては、まぁまぁ面白い。主人公が最強って訳でもないし、ご都合主みたいな部分もあまりないからイライラせずに観れる。
ただ、ずば抜けてる部分もない。
スパイと名が付いてるけど、特にスパイしてない。レジェンドと名が付いてるけど、特にレジェンドしてない。
感想・軽いネタバレ
昔、CIAで優秀だったピーター・デヴェローは隠居していたが、かつての恋人ナタリアが狙われていることを知り助けに向かう。だが、残念なことに目の前で射殺されてしまう。
射殺したのは、自分が所属していたCIAであり、以前の部下デヴィッド・メイソンであった。
なんでナタリアは殺されたのか?
それはナタリアが追っていたものに関係があり、CIAにとってナタリアは邪魔な存在でした。なので口封じのために殺されました。
その事実を知ったメイソンはCIAに疑問を抱くようになります。
んで、ナタリアとは別に女性が出てきますが、彼女も真実を知っている人間です。CIAは、その女性も追うことに。
デヴェロー、CIAとは別に殺し屋もその女性を追います。
構図としては
デヴェロー vs CIA vs 殺し屋
こんな感じ
ベタな展開ではありますが、普通に楽しめる映画かな。
ただ、007のようなクールさはないし
ミッション・インポッシブルのようなカッコよさもないし
ボーンシリーズのようなアクションもなく
飛びぬけたものがないのが残念。
どちらかというと、デヴェローとメイソンの関係で魅せていくタイプの映画です。
良かったところは
ハイテク機器に頼ったり、ご都合主義が出てこない
こういうところでしょうか。
ピアース・ブロスナンはやはり「007」ですかね
オルガ・キュリレンコは「007 慰めの報酬」「オブビリオン」など話題作品に出演しております。
鑑賞:2015.12.10