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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 ~嘘つくとゲロ吐いちゃう体質なんです~【感想】

【タイトル】ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密   2019米/2020日

【監督】ライアン・ジョンソン

【出演】ダニエル・クレイグクリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマス

【一言あらすじ】ジェームズ・ボンドマティーニを飲まない話

 

 

 

映画の記事を書いていくんだけども、みなさんはエヴァは観ましたか?

この記事にはエヴァのネタバレは含んでいないので、注意してくださいね。

 

全人類に注意喚起できたので、さっそく記事を書いていきます。

 

 

ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密 | 映画 | GYAO!ストア

 

 

 

評価

★★★☆☆(★3.0):ギリギリ退屈しない映画

 

ギリギリ退屈しなかった、ってことは退屈だったんですよ。

反語的なニュアンスで受け取ってもらえればいいです。

 

雑に言い切ってしまうと、果てしなく何も起こらない推理物映画で退屈。

(あぁ、言い切ってしまった)

 

 

とはいえ、しっかりと古典ミステリしている映画なのが素晴らしくて

このブログで記事を書いた中で言うと「オリエント急行殺人事件」より、ミステリ映画としての質が高い気がする。

伏線が伏線として分かりやすく置いてあって、怪しい人物が多い中に扱い方が気になる人物がいて、物語の進行の仕方を観客が退屈しないように工夫しているところが好印象。

まぁ、自分は退屈してしまったんだけども。

 

 

 

あらすじ

世界的に有名なミステリ作家が亡くなり、現場の状況的に自殺の線が濃厚だと警察は判断するも、探偵ブランの元に事件の調査を匿名で依頼してきた者がいた。ブランが調査を進めていくと、不可思議な点がいくつも浮かび上がってきた。

 

 

ミステリー映画のあらすじを書くのって難しいな。

 

割と序盤にどのようにして、人が死んでしまったのかが明らかになります。

ただ、その事実に対して、もうひとつ深いところにある真実を追いかけていきます。

深いところにある真実(人物)には観客はスムーズにたどり着くことができるので、ミステリの楽しみ方としては、探偵と一緒に犯人を捜していくタイプの映画ではなくて事件の真相に近づくにつれて穴埋め問題を解いていく感じになります。

 

 

 

ハマれなかった理由

容疑者全員が好みのキャラではなかった。

これに尽きる。

探偵のダニエル・クレイグは007とは違い、少しコミカル寄りの演技で個人的には好みだったんだけど、容疑者側のキャラが面白くないんだよね。

ビジュアルもつまらないし、人間性もつまらないし、一家全員が退屈なのよ。

そんな中で起こる事件も退屈なモノでして、別に死んだ人間に興味が沸かないし、誰が容疑者なのかなワクワクもしないし、トリックを見破る推理物じゃないからその部分でも映画にのめり込む必要が無かった。

 

ただ、映画の構成は本当に素晴らしいのよ。

自分の表現力だと、これ以上言語化することができないんだけど

たぶん、お手本のような古典ミステリ映画だと思うのよ

なんというかミステリーの要素を残しつつ、エンタメ映画に落とし込んでいる。

ミステリって映画より、小説の方が面白いって断言するんだけど、映像化していながらミステリ要素をきちんと残しているのがよくできている。

序盤に事件の起こり方までは見せているのに、もう一つの真実まで追いかけれる余地があるってのはすごいよね。

 

 

 

 

駆け足だけど、このへんで終わるよ。

 

 


映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』予告編(60秒)

 

 

 

2021.03