きっと、星のせいじゃない。　～Okayは２人の愛言葉なのです。～

【タイトル】きっと、星のせいじゃない。　　　　米2014/日2015

【監督】ジョシュ・ブーン

【出演】シャイリーン・ウッドリー、アンセル・エルゴート

【一言あらすじ】甲状腺がんの女の子と骨肉種の男の子の話。

ずばり面白かったです。

まず、２人の演技が良かった。特にオーガスタス役のアンセルの演技が気に入りました。すげーイケメンって訳でもなく(個人的には好きな顔です)、笑い方であるとか、ユーモラスな感じ、青年らしい弱さというか勢い的な空気というか...なんか良い！あとは台詞がオシャレ！個人的に台詞がオシャレな映画って好きなんですよね。こういう言い回しが日常でできたらいいなぁ～ってなります。映画の中のセンスの良い言葉、冗談が言えるようになるのが目標です！

んで、設定も良かった。ベタですよね。病気×恋愛ってのは定番です。それでも、感動しちゃいます。けど、２人とも病気ってのは珍しいかもしれん。

作中アムステルダムに行くんですが、街並みが良し。やっぱり、ヨーロッパって良いよね。響きが良い。オシャレです。

２人の友人のキャラも良し。ヘイゼルのお母さんのキャラも良し。ってな感じの映画です。

感想・軽いネタバレ

評価：75/100

点数はこんな感じ。

面白かったんですが、どうしても数ある良作の病気×恋愛モノ映画の中の１つってのは否定できない。ズバ抜けて面白いって訳ではないです。でも、普通に楽しめるし、普通に僕は泣きました。人にオススメもできます。毎日を前向きに幸せに生きていきたい。日々を大切にしたいと思える映画。

さて、今作の主人公は甲状腺がんにより、上手に肺を使って呼吸ができない女の子ヘイゼルと骨肉種で右足の膝より下を失った男の子オーガスタスです。

重い映画かな？って思っていたんですが、そんなに重くはないです。映画の中で２人は闘病しているのですが、辛そうな闘病シーンはあまりありません。また、映画内のリアルタイムでの「死」は１回だけですので、そういうのが重くない理由でしょうか。なので観終わったあとはほっこりします。

てか、２人が前向きに明るいので、特にオーガスタスの病気が再発していないからかオーガスタスが基本的にヘイゼルを引っ張っていく映画です。

なんと言っても、この映画の魅力は２人の関係性ではないでしょうか？さきほども言いましたが、明るいのが良い。そして、カップルすぎず、友達すぎない関係。また、二人のスマホを通してのやり取りが可愛いらしいフォントで映画の画面上に表現されるのが良いですね。分かりやすいし、最近のスマホ事情もおかげで親近感が沸きます。最近よく使われる手法ですよね。

この映画のキーになるシーンはアムステルダムへの旅行です。その旅行では色んなことがあります。

大人っぽいレストランでシャンパンを飲み、ヘイゼルのお気に入りの本の作者に会い、アンネの家に行き、２人は愛を確認し合い、そして、オーガスタスの告白。

オーガスタスが死を意識して生前葬を執り行います。そこで友人のアイザックとヘイゼルはオーガスタスに向けてオーガスタスのためだけの弔辞を読みます。ヘイゼルはその中で「小さな無限にあなたは“永遠”をくれた」と言います。すごく良いセリフだと思います。限られた人生の中で、確かに２人には永遠があったのです。良いですよね。

100万人に愛されるよりも、１人に愛される。広くはないけど、深く愛される。

幸せです。

良かったところ

アムステルダムでの

ディナーシーン

愛を確かめ合うシーン

オーガスタスの告白のシーン

この３つですね。

それと、生前葬シーンからのエンディング。

てか、アムステルダム以降のシーンはどこも好きですね。

あとは何度も言いますが２人の演技とセリフが良かった！

悪かったところ