ぎぶそんぶろぐ。

映画の感想とか、日常とか。

はじまりのボーイミーツガール ~何もはじまらないんだけどね。~

【タイトル】はじまりのボーイミーツガール   仏2016

【監督】ミシェル・ブジュナー

【出演】ジャン=スタン・デュ・パック、アリックス・ヴァイヨ

【一言あらすじ】僕が君の目になるよ!!!なんて言葉は出てこなかったハズ。

 

 

映画を観たので、感想をば。

 

どうもぎぶそんです。

 

今回は「はじまりのボーイミーツガール」を観ました。

タイトルがキュンキュンしますね。「ボーイミーツガール」です。良いですね。

 

 

 

「はじまりのボーイミーツガール」の画像検索結果

 

 

 

評価

★★☆☆☆(★2.0):ピュアに甘えるな!!!

 

本作の主人公は12歳の少年少女です。ピュアです。大人びてる訳でもないし、子供じみている訳でもない。普通の少年少女です。ピュアです。

すでに「少年少女」「ピュア」も多用していて、なんとも頭が悪そうな文章ですね。もっと、凝った文章を書けよ、と一人突っ込みしております。

 

設定はモロ好みなんですけどね。

少年と少女が出会い、女の子には秘密があって、男の子は女の子に振り回されつつ、2人で困難に立ち向かい、綺麗事ではない、現実的な落としどころに落ち着いて、エンディングを迎える。

個人的な「ボーイミーツガール」の理想はこんな感じ(笑)

 

ありきたりが好きなのです。

 

今作は美味しく調理できそうな素材(設定)がいくつもあるのに、特に深く触れるわけでもなく、主人公たち2人のピュアさとか、純粋さとか、要は子どもが主人公だからざっくり、あっさり、適当に、エンディングまで持っていけばエエやろ感覚で作っているように感じた。

 

とりあえず、ゴールとして、リミットのある設定さえ用意しておけば、映画は終わらせれるしね。

 

 

 

ちょっとあらすじ

クラスのマドンナ的存在のマリーに恋をしているヴィクトールは落ちこぼれである自分に振り向いてくれるわけないと思いマリーに話しかけることもなかなかできずにいた。そんなある日、マリーから勉強を教えてもらえることになり、マリーの家に招待される。しかし、マリーには秘密が...。

 

 

 

ここまではキュンキュンしそうな感じがあるんだけどねー。なかなか勿体ない作品な気がする。

まず1番良くないのが、ヒロインのモッチャリ感。可愛くない。ところどころ芋感ある。レイア姫的な。分かる?なんかキラキラな可愛さがない。その時点で、少し萎える。うーん。うん。可愛くない。

 

2人の周りの環境に面白くなりそうな設定があるのに、イマイチ活かしきれていない。

例えば、ヴィクトールは父子家庭で、父親は亡くなった妻(母親)のことを引きずっています。もちろんヴィクトールも引きずってはいるんだけど、映画内の描写としては父親のストーリーの鍵は「妻」にある。ただ、父親が自身の問題を克服するシーンは唐突に訪れるし、そもそも克服できているような雰囲気ではない。

いや、別に克服しないならしないで良いけど、息子・父親の母親への考え方というか存在の仕方が共有できてなくて、もちろん視聴者も今日乳できる訳もなく、置いてけぼりされてしまう。

 

次にマリーの眼の病気のこと。目が見えなくなっていく病気なのは観ていれば追々分かってくるんだけど、どうも隠している理由が浅い。12歳ということを考えれば隠す理由は浅くても良いけど、そうなってくると、12歳なのに、目が見えなくなることを受け入れすぎている気がするし、学校生活において、もっと不便さが出てくるはず。特に教員たちの対応が目のことを知らない体で進んでるけど、あり得ない。

また、マリーの味方であるはずの両親は目のことに関して、というかマリーのことに関して、意見をまとめきれていないし、家族であるはずなのにマリーの家族はバラバラすぎる。どうも観ていて腑に落ちないし、気になるポイントが大きすぎて、映画全体の質を大きく下げていた。

 

他にはヴィクトールは成績が悪く、国語(つまりは外国語)、数学、なんかが苦手。しかし、友人には恵まれていて、双子の友達とDJみたいな遊びをしていたり、少しませた男の子とも友達のようで、その男の子には彼女がいると思われるシーンがある(男の子のももの上に女の子を乗せるというプレイボーイっぽいシーン)。

最後の方で友人たちもストーリーに絡んでくるけど、それまではちょい役でしかないので、すごく世界観が狭いまま進行していく。名前すら覚えれないぐらい影が薄い。

謎のライバルポジションの男の子もいるけど、ちゃんと映画を観ていたはずなのに、急に登場シーンが多くなっていって、マリーの目が見えないことを確認し大人に密告するという謎のミッションを与えられている(マジでどこでそうなったのか不明だった...)。

 

 

 

ピュアって何だ。

まぁ、総括すると、ヒロインが外見も内面も可愛くないので、目が見えなくなることに自分の気持ちを寄せていくこともできず、ヴィクトールの狭い世界で物語進行していくので、淡々としたシナリオに収まり、周りの友人や大人が何かしらの起爆剤になるわけでもなく、ただ、12歳という年齢と、ヒロインの目が見えなくなっていくという、とりあえずの同情ポイントでピュアさを演出した手抜き映画だと思った。

それでも、★1.0にしなかったのは、面白そうな要素を用意したことに期待だけさせてもらったから、って感じかな。

あとはヴィクトール自体は振り回される男の子感があったので、良かった。あと双子じゃない友人のキャラが好き。

 

 


『はじまりのボーイミーツガール』予告編

 

 

鑑賞:2019.12.06