【タイトル】チャッピー 米日2015
【監督・脚本・原作】ニール・ブロムカンプ
【出演】シャールト・コプリー、デーヴ・パテール、ヒュー・ジャックマン
【内容】2016年、南アフリカ。ディオン(デヴ・パテル)は、世界初の自身で感じ、考え、成長することができる人工知能搭載ロボットのチャッピーを開発する。しかし、世界でも有数の危険地帯ヨハネスブルクに巣食うストリートギャングにチャッピーと一緒に誘拐されてしまう。起動したばかりで子供のように純粋なチャッピーは、ストリートギャングのメンバーたちと接し、彼らから生き抜くためのスキルを学んでいく。圧倒的スピードでさまざまな知識を吸収していくものの、バッテリー残量が5日分しかなく……。 (シネマトゥデイ)
少し間が空きましたが、良いペースで映画を観れているんじゃないですかね。
今回はロボットSF映画です。設定自体はよくある感じではないでしょうか。ロボットに知能を与える。というか個性?的なものを与えてどうなっていくか...映画です。この手の映画まぁまぁ好きです。例えば「A.I.(2001)」や「アイ,ロボット(2004)」とかね。けど、映画の方向性はこの2つとは違います。
感想・軽いネタバレ
評価:65/100
個人的にロボット系SFは好きな部類なので、もう少し点数が伸びそうな気がしていたのですが、そこまで伸びませんでした。
なぜなのか...それはチャッピーの純粋さがうっとおしかったからです。
ディオンは警察官ロボットに知能を与えるのですが、最初は赤ちゃんのような状態なのです。んで、成長していく過程で色んなことを学ぶわけなんですが、僕、子どもがあんまり得意ではないんですよ。おとなしい子どもは大丈夫なんですが、ギャーギャー系は少し苦手でして、チャッピーは知能が与えられてすぐの言動がピュアなんですね。それがギャーギャー系寄りで、どうもウザくて、映画にのめり込めなかった。
しかも、映画の中で、チャッピーはギャングに誘拐されてしまい、ギャングと生活を共にします。とはいえ数か月とかではなく数日なんですけどね。んで、ギャングのメンバーにニンジャという名のボス的なのがいるんですが、頭の悪いタイプのギャングなんですよ。「ロボット」とか「知能を与える」、「成長に時間がかかる」なんて高度なことは分からないんですよ。なんせ頭悪いから。その設定が頭悪くてウザいなー。黙って言うことを聞いていればメリットあるのになにしてんだよカス。悪いことするならある程度の頭の良さって必要だなぁー。という印象があって、イライラしちゃいました。
あとはヒュー・ジャックマンの人物設定も好きになれなかった。
あー、だめだ、悪い所ばっか出てくる(笑)
良かったところはチャッピーが性格的にぶっ飛ぶところですかね。ピュアすぎて、ピュアに悪いことをします。そこはまぁ面白かったかな。
エンディングの「意識」云々の設定は嫌いじゃないです。
でも、設定の活かし方が好きではない。そんな感じで終わりました。
この監督さんの作品は「第9地区」「エリジウム」なんかがありますが、観たことないんですよね。まだまだ観るのは先になりそう。
鑑賞:2016.02.18