ノマドランド ~日本はどうなのだろうか?~
【タイトル】ノマドランド 2021米日
【監督/脚本】クロエ・ジャオ
【主演】フランシス・マクドーマンド
【一言あらすじ】まじでドキュメンタリー。
お久しぶりです。
約1年ぶりに映画の感想記事を書きます。
宜しくお願いします。
評価
★☆☆☆☆(★1.0):ほぼドキュメンタリーの作りでしんどかった。
3月27日にアカデミー賞の授賞式があります。なので、昨年のアカデミー賞絡みの映画を観てみるか、ということで『ノマドランド』を選びました。
内容についてはある程度知っていたし、ドラマ映画/ドキュメンタリー寄りの映画って認識はしていたけど、思った以上にドキュメンタリーしていた。
そういう意図で作っているのだろうから、監督を含め製作陣の腕の良さが光る映画だと思う。
そういえば、『大怪獣のあとしまつ』の製作陣は作り手の意図が観客に伝わらなかったことを自分の能力の足りなさではなく、観客のせいにしてたな...
閑話休題。
確か、主演のマクドーマンド以外は本当にノマドの人をキャスティングしてた気がするんだけど、その部分で彼らの言葉の選び方、コミュニケーションの取り方などはそれっぽさがあった。
そんな気がする。というか、脚本や台本にどのように書いてあるかにもよるのだけれども。
あらすじ
2008年に起こった未曽有の経済危機は現役世代だけではなく、リタイヤしている世代にも影響を与えた。家を手放さざる得なくなった高齢者は乗用車やキャンピングカーなどで寝泊まりをしながら、日雇いの仕事を探し、全米各地を転々としていた。
主人公ファーン(フランシス・マクドーマンド)もその1人である。ファーンは放浪の旅をしていくなかで、他者と交流をしていく。その姿を通して、今のノマドに迫っていくドラマ映画。
多分、自分が知らないだけで、日本にもこのような生活を送っている人がいるのだろう。好き好んで選んだ人もいれば、選ばざる得なかった人もいるだろうし、そういう気付きがあっただけ、この映画を観た価値があった。
自分のなかでの映画評価の難しさは、こういう部分にもあるよね。面白くなかったけど、タメになることがあったときは感謝しかない。
とは言え、面白くなかった。
これは映画感想記事を書いている以上、ウソ偽りなく書いておきたい。
まとめ
エンタメ映画としては、面白くないし
ドキュメンタリーとして観るには長い
でも、観てみると気付きはたくさんある。
別に気付かなくても問題ないことかもしれない。
アメリカのことだろうなー、って思っちゃダメなんだろうな。
鑑賞2022.03.12