ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋 ~主人公たちのセックスは短いのに映画は125分もあんのかよ!?~【感想】
【タイトル】ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋
【監督】ジョナサン・レヴィン
【出演】シャーリーズ・セロン、セス・ローゲン
【一言あらすじ】オナニー映像の流出を阻止しようとしたりしなかったり。
久しぶりに、つまらないラブコメを鑑賞した。
無味無臭な映画だった。
評価
★☆☆☆☆(★1.0):ラブコメだから一定の面白さがあったのはあった。
元々、気になっていた映画でもないし、キャストも好みではなかったし
単純に映画ストックの中にあったから、軽い気持ちで鑑賞したんだけど
全然上がっていないハードルを下回ってきた。
いや、コメディだから、それなりのテンポや言葉回しがあったりはするんだけど
どれもこれも平均で、この映画ならではの何かを見出すことができなかった。
シャーリーズ・セロン演じるシャーロットは次期大統領候補の国務長官ではあるけど、別にだからなんやねんって設定だし
セス・ローゲン演じるフレッドは攻めたジャーナリストだけど、別にだからなんやねんって設定
2人が子どもの頃に面識があったのもどうでも良い訳で、勃起してたのもどうでも良い訳で、シャーロットの側近の2人がヤっててもどうでも良くて、ミサイル飛んできたのもどうでも良くて。
この映画を構築する全ての設定がどうでもよくて、まじでフレッドのオナニーぐらいどうでもいい。
あらすじ
次期大統領候補のシャーロットと訳あって失業中のフレッドがひょんなことから再会する。シャーロットはフレッドをスピーチライターとして雇うことにする。フレッドはスピーチを書くにあたって、シャーロットのことを知る必要があると考える。お互いのことを話していく中で2人は急接近していく。
まじで、箸にも棒にもって感じよ。
シャーロットは政治家なのである程度の堅さがあり、フレッドはある程度のフランクさがある。もっと言えば、フランクは下品な言葉遣いをする。そのフランクさを映画の中でぶっぱなしていくんだけど、勢いしかないから映画全体でしつこいし、下品なだけでオシャレさがない。
下品でもオシャレな言い回しをしたり、シーンがあると映画の印象がグッとよくなるけど、この映画ではイイ下品さが無い。ただただ下ネタをぶっこんでくるだけ。
せっかくメインのカップルで分かりやすい対照的なポイントがあるのに生かせてないよね。
シャーロットに関しても国務長官として働くシーンを割と長い時間見せられるんだけど、映画自体には大した影響がないのに、何を仕事しちゃってんの?って気持ちになる。
あ、でも、セックスするときにシャーロットがSMプレイをおねだりするところは少しだけオシャレポイントを感じた。
ここだけは良かった
二人がドラッグをキメて、ハイになってたシーンはめっちゃ面白かった。
特にシャーリーズ・セロンのサングラス姿でのピースは可愛い。
それだけは観れて良かったよ。
2021.03.20