【タイトル】コンフィデンスマンJP ロマンス編 2019日
【監督】田中亮
【脚本】古沢良太
【出演】長澤まさみ、東出昌大、小日向文世、三浦春馬、江口洋介、竹内結子
【一言あらすじ】ご都合主義で騙しまくる映画。
ぎぶそんです。
久しぶりの邦画ですね。
記事タイトルに「後付け」とあるけど、決してディスってる訳じゃないんですよ。
意識の違いです。はい。
評価
★★★☆☆(★3.0):便利なシステムだよね。
まぁまぁ面白かったよ。長澤まさみ&竹内結子という好きな女優が2人も出てたのが良かった。竹内結子が出てることを知らなかったから、良い意味でビックリした。他にも細かいところで豪華有名人をキャスティングしてて、観てて華があった。
普通のエンタメ映画として観るなら★3.0 (東出昌大の台詞に注目して)
映画館でお金を払って観てたらなら★2.0 (所詮はドラマの延長だよね)
華麗な伏線回収映画として観るなら★1.0 (他の映画に期待しましょう)
ドラマを含め、このシリーズは物語の後半で「実はこういうことだったんですよ~」ってネタバラシをしていくことで、観客に「騙されたー」っていう感想を持ってほしいんだろう。そして「伏線回収がすごい!!!」って思わせたい。
そういうのが伝わってくる映画。
あらすじ
詐欺師のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)は、欲にまみれた者たちから大金をだまし取ってきた。香港の裏社会を牛耳る女帝ラン・リウ(竹内結子)を新たなターゲットに定めた三人は、彼女が持っているはずのパープルダイヤを奪うために香港に行く。なかなかランに近づけずに苦戦する中、天才詐欺師のジェシー(三浦春馬)が同じく彼女を狙っていることがわかり、さらにダー子に恨みを抱くヤクザの赤星栄介(江口洋介)が不穏な動きを見せる。(シネマトゥデイ)
重要なネタバレがあるので注意してね
伏線回収とは?
この映画は「伏線回収」することで、観客を「騙された」と思わせたい。
というのは冒頭でも書いたけど、「コンフィデンスマンJP」がやっている伏線回収って伏線回収になってない気がするのは僕だけなの?
言うなれば、ただの「後付け」。
「騙されたー」ってのは分かる。正確に言うと、「提示されたシナリオと演出を受け入れるしかない作りなんだから、騙されるも何もなくない?だから仕方ないけど、騙されたことになるよね」って印象。
ミスリードになってない演出の後に、実はこういうことだったんです。って言われても「いや、あの演出の仕方なら如何様にもできるじゃん」って思うんですけど、僕が間違っているんですかね?
例えば
「竹内結子が演じるラン・リウが実はダー子の仲間でした」とか後付けの極みだよね。
それに関する気付きポイントが一切ないんだから、騙されたとか見破ったとかの話にならない。
他にも
映画の冒頭でダー子が鈴木さん(前田敦子)に電話するけど、泣いていて電話に出ないシーンを受けて、本筋の詐欺のお手伝いをするんだけど、鈴木さんでなくても成立するのに、「実は鈴木さんでした」って言われても伏線になってないから感心しない
あ、あの変なカット割りのことを「伏線」と言っているのなら、何も言うことはないです。
ボクちゃん(東出昌大)やリチャード(小日向文世)の冒頭のソロシーンで本筋の詐欺を仕掛けるキッカケや情報収集に関しても、ただの後付けにしかなってない。
ギリギリ、モナコの裏切りが「どんでん返し」としては成立するけど、「伏線回収」には程遠いかな。
僕がイメージしている伏線回収って、世間とズレてるのかな?
上手に表現できないけど
観ている最中に違和感を覚えて、映画の後半で違和感を解消できたら
伏線回収できたことになるイメージなんだけど、どう思いますか?
最近だと、「カメラを止めるな」とかが僕のイメージに近いのかな。
いや、映画自体は単純な娯楽として面白かったんだけどさ。
個人的には「どんでん返し」系の映画と名乗るのは良いけど
華麗な伏線回収を楽しむ映画として存在するのは不愉快なぐらいのシナリオ。
あ、東出昌大が「愛を弄んではいけない」的な台詞を言ってたのは大爆笑しました。
嘘。ちょっとだけ笑っただけ。笑
コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー 予告①【5月17日(金)公開】
鑑賞:2020.05.22