ボヘミアン・ラプソディ ~最高じゃねェか!興行収入ぶっちぎりヒットなの分かるぜ!!!~
【タイトル】ボヘミアン・ラプソディ 米2018
【監督】ブライアン・シンガー
【出演】ラミ・マレック、ルーシー・ボイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ
【キャッチコピー】魂に響くラスト21分―、その感動に涙が止まらない。
Hello,evryone.
I'm Gibson.
Long time no see.
何を血迷ったか、英語であいさつしてみたけど、つまらないから止めますね。
今回、観た映画は「ボヘミアン・ラプソディ」です。
今更感が半端ないけど、映画館に足を運んでみてきました。めっちゃ良かったよ。
クイーン世代に1mmもかすってない僕でも、「最高の映画だな、こりゃ」ってなるぐらい良かった。うん、最高。
感想・軽いネタバレ
評価
★★★★★(★5.0):映画を観終わって3週間...Queenの動画を漁る日々です。
2年半年ぶりに、洋画★★★★★が出ました!
厳しくしているつもりはありませんが、★5.0を出さないようにしていました。
なんとなくではあるんだけどね。そんな中、出ました。
それぐらい良かった。心が震えた。
最高の映画でした。僕はクイーン世代ではないです。全く。
なのに、こんなに心を震わされるとは思わなかった。ライト層をここまで引きずり込む映画の力に脱帽です。こういう史実に基づいた作品と言うのは、ものすごく退屈になりがちだと思うんですよ(ぎぶそん調べ)。でも、元々クイーンにエンターテインメント性があるので、彼ら、というかフレディ・マーキューリーの半生を追った作品である「ボヘミアン・ラプソディ」という映画もエンターテインメント性が高いです。映画なので、当たり前なんですけどね。
僕のクイーン知識はほぼほぼ空っぽでして。
「We are the champion」「We will rock you」「I was born to love you」ぐらいしかクイーンと結びつけることができないくらいです。
もはや映画のタイトルの「ボヘミアン・ラプソディ」も曲名ってことを知らなかったぐらいです。
んで、映画館で観たら、ビックリですよねー。
「Bohemian Rhapsody」「Don't stop me now」「Killer Queen」とか聞いて「これ、Queenの曲だったんだ...めっちゃエエ曲やんけ...」ってなるんですよ。
そして映画を観終わって、Queenの曲をYouTubeで漁りまくるというね。
LIVE AIDの映像を観たり、PVを観たりしてます。
「Hammer to fall」「another one bites the dust」とかすごく好きになりました。
1番ビックリしたのは「Flash」がクイーンの曲だったということ。
「フラッシュ!アァー!」ってやつ。映画「テッド」に出てきたと思うんだけど、あれクイーンだったんだぁ...って面白くも、ビックリ最高だった(笑)
もう少しあらすじ
1985年、イギリスのウェンブリースタジアムのステージ向かうフレディ・マーキュリーの姿を映し出すー。1970年のロンドン、自分の出生と容姿にコンプレックスを抱えている青年フレディ・マーキュリーはライブハウスで観たバンドに魅了され、そのバンドに自分をボーカルとして売り込む。フレディ自らクイーンと名付けたバンドはスター街道を駆け上っていくが、全てが順風満帆ではなかった。
フレディのスキャンダラスな面、メンバー同士との衝突、セクシャル面での葛藤、そして病。
フレディ・マーキュリーとクイーンの光と影を追う。
上手に「あらすじ」書けてますかね?
ここで言う話じゃないかもだけど、映画記事の構成を考え直した方がいいかもしれんね。笑
そんなことはさておき、この映画はフレディ・マーキュリーがクイーンというバンドを組んでから、1985年にイギリスで行われたチャリティコンサート「LIVE AID」でのパフォーマンスを追った作品です。ちなみに、フレディは1991年に45歳で亡くなっております。
細かいフレディの歴史に関してはWikipediaでも観ればいいと思いますので割愛。
こういう伝記的な映画は事実を淡々と撮っていくとつまらないし、かと言って脚色しすぎるのも駄目なんですよね。
僕自身、クイーンを知らないので、映画の内容(史実かどうか)に文句は一切なく、有名楽曲の生まれ方であったり、どんな仲間たちがいたのか、ミュージシャンとして苦悩、人間としての苦悩などを、エンタメ性を持たせつつ、でもリアルに、そして映画らしく作り上げられてるなぁ、と思いました。
なにより大事なのは、観終わって1~2週間が過ぎようとしているのに、未だにYouTubeでクイーンの楽曲を聞いている、という事実があるということだよね。それだけ、心が動かされたってことだよ。
聞きやすい曲
映画の中でクイーンの曲がたくさん出てきます。
活動年数を考えたら、ほんの一部しか紹介されてないんだろうけど、ベスト純度の高い曲ばかりが流れる。映画を観ているのに、クイーンのベストアルバムを観ているような印象になる。
個人的に興味のない知らない曲を聞かせれるのは苦痛である。
少し脱線するが、友達とかに「〇〇(名前を知っている程度のアーティスト)の××って曲良いよ!」って言われるのが苦痛なのだ。そこで話が終わるならいいが、今はYouTubeなんてものがあるせいで、どこでもその曲を僕に押し付けることができる。聞かされて、感想を求められる。ふぁっく。こんな人間なんです。僕は。
話を戻すと、この映画も似たような傾向にある。クイーンというバンド、フレディというアーティストについての映画なんだから、当たり前だが、音楽を押し付けてくる。しかも解説付きである。この曲はこうやって録音したよ、この曲はレーベルと揉めたよ、とかね。
でも、クイーンの楽曲のレベルの高さなのか、映画製作側の努力なのか
音楽を押し付けられても嫌な気持ちにならない。まぁ、多少の興味があるから映画を観に行っていて、上記で述べた体験談とは単純比較にはならないんだけどね。
どこかで聞いたことある、クイーンの曲を改めて、クイーンの楽曲として認識させてくれて、ありがとう、と言いたくなる映画。
劇中で流れる楽曲はある意味、映画「ボヘミアン・ラプソディ」のタイアップソングなんだよね。それぐらいキャッチーで、聞きやすくて、耳なじみが良くて、そして口ずさみたくなるような力がある。
欠点はないのか?
ここまでベタ褒めしているけど、文句を言いたいところが見つからないんだよね。
元々、クイーンをたくさん知っている訳でもないから、伝記的な部分で文句を言いようがないし、映画全体のバランスに関しても特に不満がないという、完璧な映画だと思う。
たまには全てを褒める映画があっても良いじゃない(笑)
鑑賞:2019.02.01