【タイトル】さよなら渓谷 日2013
【監督】大森立嗣
【一言あらすじ】渓谷に住む夫婦には秘密があったりなかったりする話。
邦画を観ました。R15+です。最近R指定ばかり観ています。おっぱいが好きだから仕方ないです。とはいえ、この映画で真木よう子の豊満なおっぱいを見ることはできません。
...俺、見落としてないよね?もし映画を観て真木よう子のおっぱいが観れるシーンがある場合はコメントください。
そんなことはさておき、前から気になってる映画でした。真木よう子にハマった時期があったんですが、なかなか主演映画って少なくて、当時は新作映画だったので観れずに、今回久しぶりに真木よう子の主演映画を観ました。
原作は、映画化された「パレード」「悪人」「横道世之介」などを書いた吉田修一の同名タイトルの小説です。
評価
★★☆☆☆(★2.0):
★2つなんですが、気持ち的にはストーリーに★1つ、メインの3人の演技に★1つ、計2つって感じです。と、言うのも、ストーリー面で共感できないことが多くて少し萎えちゃったんですよね。真木よう子演じる尾崎かな子にも、大西信満演じる尾崎俊介にも、どちらの気持ちにも自分を寄せたり、重ねたり、もしくは傍観することも憚られるほど、共感できなくて。
ただ、3人の演技はすごく好きでした。
正直、真木よう子の演技って棒読み感と言いますか、抑揚の少ない喋り方と言いますか、よく言えばリアルなのでしょうか。そういう部分があると僕は思っているんですが、それが今作では役どころに合ってるなぁという印象です。
大西信満も味のある俳優でして、服装や髭の感じなど、今作のような訳ありな役を演じるのに合ってますよね。disる訳ではないですが、勢いのある若手俳優などでは出せない味がそこにはありました。
大森南朋も好きな俳優の一人なのですが、やっぱりこの手の映画は似合いますね。今回はジャーナリストの役です。
もう少しあらすじ
都心から少し外れた渓谷で男児が殺害される事件が起こった。容疑者として捕まった母親が事情聴取中に隣に住んでいる尾崎俊介(大西信満)と肉体関係があったと供述し、警察は尾崎俊介にも事情聴取をすることに。一方、ジャーナリストの渡辺(大森南朋)は事件の取材を進めるうちに尾崎俊介の過去を知る。渡辺は自分が調べたことが本当なのか尾崎かな子(真木よう子)に真実を話してもらうように頼むのであった。
謎が謎を生むような映画ではないのですが、少しだけサスペンスというんでしょうか。そういう雰囲気のある映画です。実際はそんなに重いシーンもなく、どっちかというと、パッと見では意味のなさそうなシーンも多く、淡々映画です。最初に起こる事件もさほど本筋には絡んでこないですし、なにが言いたいのか分からないタイプの映画ですね。
この映画の場面として
現在:尾崎俊介と尾崎かな子の生活
少し過去:俊介とかな子が一緒に暮らすことになった過程(なのかな)
もっと過去:俊介が過去にしたこと
この3つがキーになります。
んで、共感できないの「現在」の暮らしぶりと「少し過去」の経緯です。
あり得ないんじゃね?というのが率直な意見ですね。
底辺のような生活
個人的には底辺みたいな生活を映している映画は結構ヴィジュアル的に好きなんですよね。んでもって、そこの景色・雰囲気にあってる女優、俳優さんが好きでして。今回の尾崎夫婦は派手な暮らしをしている訳ではなく、貧乏生活です。携帯も持ってなさそうですし、住んでるところも貧乏くさいです。そういうところに真木よう子と大西信満のくたびれた感じの演技が合います。
また、大森南朋は記者として働いていますが、家庭は少し冷めており、成功者かといえばそうでもないです。これまたくたびれた感じの演技が合いますね。
この映画は映画の雰囲気と演者の雰囲気を楽しむ映画だと思います。
そういう点では面白い映画です。
まとめ
真木よう子のおっぱいは見えない。
エッチシーンは結構ある。しかも上品なセックスではなく、貪るようなセックスなので、そういうのが好きな人にはお勧めです。
ストーリーに共感できませんし、メインストーリーを追うタイプの映画ではないようです。
時間にしても少し長いので、途中で退屈になるかもしれないっす。
真木よう子は引っ張りだこな女優になりつつありますね。というかもうなってますかね。
「すーちゃん まいちゃん さわこさん」「モテキ」「脳内ポイズンベリー」とか好きです。
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鑑賞:2016.07.06