海を感じる時 ~市川由衣のおっぱい映画~
【タイトル】海を感じる時 日2014
【監督】安藤尋
【内容】所属する新聞部の部室で授業をさぼっていた女子高生の恵美子(市川由衣)は、先輩の洋(池松壮亮)と出くわす。いきなり彼にキスを迫られ、思わず身を任せてしまう恵美子。そんな彼女に洋は、女性の体に興味があっただけで相手は誰でもよかったと冷たく言い放つ。だが、大切にしてもらえないことを悟りながらも、恵美子は愛情を求めて彼に身を委ねていく。やがて、上京した洋のそばにいたいと恵美子も東京で働くように。洋に振り向いてほしくて彼に近づくが、そのたびに拒絶されて心に傷を負っていく。 (シネマトゥデイより)
感想・軽いネタバレ
約1か月ぶりの邦画です。
面白いか面白くないかで言うと面白くない。
ただ、観て損したとかはない。そんな映画。
この作品は市川由衣が惜しげもなく、胸とお尻を出している映画になっています。ヘアは見えませんので、期待している方は少しショック?かもしれませんね。てか、前情報としてヘアの有無って分かるもんなのかね?どうなんだろうか。
本作は恐らく文学系の映画です。登場人物の口調が文学小説のそれと似た印象を受けました。まぁ文学小説をあまり読まない(そもそも文学小説ってなんだ?)ので正しいかどうかは知りません。もしかしたら時代設定のせいかもしれないし、池松壮亮の棒読み(褒めてます)、市川由衣の派手ではない感(地味とは違う)のせいかもしれないです。
さて、上記の内容に付け加えていくと、洋は結構なクズです。高校時代では恵美子にキスをし、そのあとに「誰でもよかった」と言い放ち、そのあとも何度か恵美子とSEXをし、そこに洋から恵美子への愛はありません。恵美子に生理が来ないことを告げられても、「お金なら出すよ」と冷たく言います。
恵美子は恵美子で洋のことを前々から好きで、唇を重ね、体を重ねるだけでも良い。あなたが何らかの形で私を必要としてくれるならそれでいい。的な感じで高校卒業後に上京した洋を追って、上京します。
上京後も、恵美子のことを拒絶していた洋ですが、いつの間にか特別な感情を抱くようになり、恵美子と同棲を始めます。そんな折、恵美子はそのへんにサラリーマンとSEXします。そのことで洋は怒り、家を出ていく。
そして恵美子は実家に戻り、家の前の海岸に立ちつくし、そのままエンドロール。
あれ?本編の内容をほとんど書いてしまった。そんなつもりなかったのにそうなってしまった。まぁ内容がそんなにないから仕方がないかもしれないけど、90分ぐらいにまとめて欲しかったな。って思いました。登場人物も少なくて、セリフも多い訳でもない映画です。
洋はクズだし、恵美子は馬鹿です。おそらくこの映画は女性の方が共感できるのではないでしょうか?恵美子の「体だけでもいいから、そばにいさせて」ってのは、なんとなく女性に多い気がします。というか男の方が体だけを求める傾向が強いからだろうけども。(男尊女卑思考という訳ではありません)
エンドロールに流れる曲が印象深いので歌詞を少しだけ引用します。
誰にでも愛される女に
なればなるほど
だめになってく私がいて
誰からも嫌われる女に
なればなるほど
強くなってく私もいる
この映画を表す歌詞になってるのかな。なんとなく気になったので。まぁ解釈などは特にしません。できないので。
良かったところは、市川由衣のヌードでしょう。初ヌードということで話題になりましたし、結構脱いでいるシーンは多いです。他に、時代感は好きでした。
残念だったのは市川由衣の体でしょうか。なんとなく肉感が惜しい。彼女は細身なので映画映えしません。個人の感想ですが。その細身のせいでなんとなくリアルさが無く感じます。おっぱいが小さい大きいとかではなく、あばらの部分や腕の部分の肉感の話です。おっぱいに関しては小ぶりです。多分。
いつにもまして下手な感想になってしまったなぁ。
9/13(土)公開『海を感じる時』予告編 - YouTube
池松壮亮は「愛の渦」でも濡れ場がありますね。
鑑賞:2015.11.12