教授のおかしな妄想殺人 ~妄想じゃない、まじで殺してる。~
【タイトル】教授のおかしな妄想殺人
【監督・脚本】ウディ・アレン
【出演】ホアキン・フェニックス、エマ・ストーン
【一言あらすじ】妄想で人を殺しちゃう話(嘘)
今月7本目の映画です。
ラ・ラ・ランドでアカデミー賞を取ったエマ・ストーンが出ている作品になります。なんというか彼女の笑顔に何かがありますね。すごくかわいい感じ。屈託のない笑顔って表現したらいいのかな?子どもっぽいって言ったら悪い意味で捉えられそうだけど、ピュアな感じの笑顔と言いますか...。そういう感じの顔なんですよ。それが観たくて、この映画を選んだ節もあります。
また、ホアキン・フェニックスも「her / 世界でひとつの彼女」で好きになった俳優さんなので、期待しながら映画を観ることに。
感想・軽いネタバレ
評価
★★☆☆☆(★2.0):面白いのになぁ。
割とコンパクトな映画で、魅力的なキャラクターの登場人物がいて、面白かったです。...が、なんか勢いに欠けた印象。まぁまぁ面白かったんですよ?観ているときはテンポもよかったし、エマ・ストーンもかわいかったし、主人公の思想も好きだったし、周りを取り巻く雰囲気も悪くなかった。それなのに、いざ、この記事を書こうとすると、★3.0にはできません。
なんというか監督が故意にそう思わせるテイストを残しつつ映画を作ったのかなと思うレベルで、あっさり終わって、少し不完全燃焼になった。
もう少しあらすじ
田舎町の大学で哲学の講義をするエイブ(ホアキン・フェニックス)は人生に対して活力を見出せずにいた。哲学の講義を受けるジル(エマ・ストーン)は、エイブの頭の切れるところや思考に魅力を感じていて、エイブもまたジルのことが気になり、互いに惹かれていく。
このあらすじのスゴイところはあらすじなのに本筋を書いてないところにあると思うんですよね。3行ほどあらすじを書いたのですが、これだけだと、教授と生徒の禁断の恋愛っぽい感じの映画なんですが、この映画の主軸は恋愛ではないんですよ。
じゃあ、タイトルにもある「殺人」が本筋かというと、そうでもないんです。
というか、この映画に本筋とかあんのか?って思えるぐらい、特にメインストーリーがないんですよ。それなのに、なんか面白い。でも、メインストーリーがないからあっさり終わるし、面白かったのに、不完全燃焼感が残って、満足度は低い。
2つの殺人
1つめは上手くやったのに、2つめは杜撰すぎませんか?
1つめは警察的には完璧だったんですが、少し隙のある殺人でした。まぁ田舎だからってのもあるんだろうけど、でも2つめの殺人は雑すぎる。同一人物とは思えない。終わり方は同じでいいとして、やり方は違う感じにすべきだった。
というか、映画の雰囲気が語り口調の部分もあったから、もしかしたら死んでないんじゃね?とかも思ったけどどうなんですかね?
まとめ
観ようと思って観る必要がある映画ではないです。
監督が好き、ホアキン・フェニックスが好き、エマ・ストーンが好き、みたいな理由がないならばオススメしないっす。
ただ、映画のテンポとかは面白いので、そこは観れます。
ウディ・アレンは「それでも恋するバルセロナ」「ミッドナイト・イン・パリ」「マジック・イン・ムーンライト」が有名です。
そういえば、僕はこの監督の作品とは相性が良くなかったんでした(笑)
どれもこれも苦手です(笑)
ホアキン・フェニックスは「her / 世界にひとつの彼女」がおすすめです。
エマ・ストーンも割とたくさん出ていますね。彼女の笑顔はどの作品を観ても観れるので、お好きな方はぜひ。
鑑賞:2017.05.27