【タイトル】ロード・オブ・ボクサー 英2017/日本未公開
【監督】パディ・コンシダイン
【出演】パディ・コンシダイン、ジョディ・ウィッテカー
【一言あらすじ】パンチドランカーになったボクサーと家族の再起の話
こんにちは、ぎぶそんです。
今月は良い感じで映画を観て、映画の感想記事を書いてます。
今年に入って最初の方は映画を観るだけ観て、記事を書かないってことがありました。なんとなくなんですけどね。でも、もう少しぐらい書いておけばよかったなぁ。と思う次第です。
思い出しながら書いても良いんですけど、僕の感想記事は本当に感想記事でありまして、未視聴の人が僕の映画の記事を読んでも「お!面白そう!観てみるか」とはなりにくい記事なんですよね。多分。
本当なら、こういうシーンがあって、ここは監督のこういう思惑があって....みたいな僕の中には、映画感想記事の理想形があるんですけどね。なかなか上手くは書けないですよね。
前置きが長くなってしまってすみません。
今回観た映画は日本未公開の『ロード・オブ・ボクサー』です。パディ・コンシダインが監督主演を務めた英国映画になっております。
主演のパディなんですが、僕の中では『ボーン・アルティメイタム』のサイモン役の人で認識しています。とはいえ、結構いろいろ出ています。個人的に好きなタイプの顔の俳優です。
感想・軽いネタバレ
評価
★★★☆☆(★3.0):ベタな展開だけど、僕は好きですよ。
ものすごくベタな展開です。探せば似たような映画はたくさんあると思うんですけど、それでも、僕はこの手の話には弱く、普通にポロポロと涙がこぼれてしまいました。
特に捻ったところもなく、特に見ごたえのあるシーンがある訳でもなく、特に盛り上がりもなく、盛り下がりもなく、中弛みもなく、そんな映画です。
じゃあ、面白くないじゃん。と思うかもしれないけど、この映画のような話は誰にでも降りかかる訳でして、そういう部分でのリアルさというものを感じてしまう。
ただ、決して不幸話で終わる訳ではなく、少しだけ光が射して終わります。
あとは評価すべきところとしては、時間が短いのが良いですね。
ただ短いのを褒めるでもなく、長くすればいい訳でもなく、この映画は93分の中に必要なことを描き切っているところが好印象です。
もう少しあらすじ
世界チャンピオンになったマティは防衛戦を最後にボクサーを引退する決心をしていた。そして、迎えた防衛戦では辛くも判定で勝利することができたが、家に帰るとパンチドランカーの症状が現れた。体の一部が思うように動かせず、記憶も飛んでしまう。妻のエマは献身的にリハビリに付き合うが、2人に溝ができてしまう...。
どうも上手く物語を縮約するのが苦手ではありますが、こんな感じ。
「リハビリ」と言葉を濁していますが、結果的に介護ですよね。
上記では書いていませんが、マティは少し内面的に幼児化してしまています。良い表現ではないですが、アルツハイマー的な感じでしょうか。
そんなマティと上手く付き合うのは困難です。なので、妻のエマは娘を連れて家を出ていきます。
そこから話が転じていきます。
誰にでも起こりうる話
まぁ、胸糞悪いとまでは言いませんが、誰にでも起こり得る話ですので、なかなか重い映画です。身近な人物に映画のような不幸が降りかかったときに自分がどのような行動をとるのか、とれるのか難しいですよね。
この映画自体はハッピーエンド系に向かっていきます。パンチドランカーの症状がどのくらい改善されていくのか僕は知りませんが、結構回復した姿を最後観ることができます。
短いですけど、このぐらいで締めようかなと思います。
鑑賞:2018.09.20