【タイトル】オデッセイ 米2015/日2016
【監督】リドリー・スコット
【出演】マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、クリステン・ウィグ
【内容】火星に一人取り残されたマーク・ワトニー。水なし、酸素ほとんどなしの環境の中で生き残ることはできるのか。そして、火星から地球に帰還することはできるのか。
久しぶりに映画館に行ってきました。映画館で観たのでポスター画像を貼ってみました。
007とかスターウォーズを観たかったんですよ。でも、007は上映が終わってて、スターウォーズは気分じゃなかった。宇宙は宇宙でも少しテイストの違うものを観ようと思いオデッセイを観ることに。
マット・デイモン好きだしね。
感想・軽いネタバレ
評価:80/100
いや、もっと高い点数を付けても問題ないのですが、映画に点数を付け始めて日が浅いので少し控えめに。でも気持ち的にはもうちょい上です。でも、90点まではいかないかな。って感じです。てか、案外妥当かもしれない。わかんない。
最近、評判の良い宇宙映画が多い気がします。
「インターステラー(2014)」とか「ゼロ・グラビティ(2013)」とかね。てか、インターステラーでもマット・デイモンはどこか遠い星に1人ぼっちでした。でも、今回は火星で良かった。地球からたった2億キロちょっとだからね(笑)
ずばり面白い映画でした。これは久しぶりにオススメできる映画です。なんというかマニアだけが楽しめる映画ではではなく、大衆映画に仕上がってます。かといって安っぽい訳ではないです。宇宙映画ではありますが、難しい話は分からなくてもついていける設定、進行なので楽しめる要素の一つ。
また、誰一人死にませんし、バッドな展開もなくて、悪者もいない。素晴らしいと思います。
内容をもう少し掘り下げます。
火星で調査をしている6人のクルー。そんな彼らに嵐が襲い掛かり、火星から撤退することに。その際にマークは吹き飛ばされてしまいます。残りのクルーはマークを助けようとするが、無線でマークに呼びかけるも応答はなく、このままでは全滅する恐れがあると判断し火星を離れます。しかし、マークは生きていたのです。
ここからマークの孤独な闘いが始まります。水もなく、酸素もほとんどない土地で火星菜園をしたり、通信機器を直したり、科学の力で立ち向かいます。
色んな問題を一つずつ解決していくことで、地球への帰還の活路を開いていくという話。
僕的にはインターステラーからドラマ要素を少し抜いて、その代わりにコメディ要素を入れた印象でした。
このように書くと、インターステラーの方が格上のように感じますが、そうではなくて、観た順番のイメージです。
おそらく、先にオデッセイを観てからインターステラーを観ると逆の感想を持つと思います。
良かったところ
全体を通して暗い気持ちにならないところが1番良かったです。
マークの明るい性格が出ていて、飽きさせない。ニヤリとしたりクスッとなる場面も多くて楽しい。また、彼の持っている知識というかアイデアがすごく良かった。水の作り方、通信手段として16進法を使ったり、サバイバルが上手。
また、船長の置き土産(?)も面白かったですね(笑)
コメディ部分が多いのかというとそういう訳ではなく、シリアスな部分もしっかりあります。特にラストの宇宙でのシーンはハラハラして、拳をギュっと握ってしましました。それぐらい「ん!」ってなるのは久しぶりかもしれませんね。
いやー、宇宙映画に外れはないですな。
悪かったところ
食糧補給ロケットを打ち上げる時のNASAが少し変かなって感じ。もちろん映画の進行上、失敗しなきゃならんのだろうけど、仮にもNASAなんだから失敗の仕方が雑な気がしました。
とか言いつつ、結構面白くて、悪かったところが出てこず、無理やり悪かったところを出してみました。笑
それぐらい完成度高いです。個人的に満足できる作品です。
明日はポテトでも食べようかな(笑)
マット・デイモンは好きな俳優の一人です。
「オーシャンズ」シリーズ、「ボーン」シリーズはもちろんですが、「グッド・ウィル・ハンティング / 旅立ち」なんかもオススメ。
ついでと言っては何ですが「インターステラー」もオススメです。
そして、ルイス船長役のジェシカ・チャステインもインターステラーに出演してるんですね。
なんかちょっとすごい。
鑑賞:2016.02.07