【タイトル】マンチェスター・バイ・ザ・シー 米2016
【監督】ケネス・ロナーガン
【出演】ケイシー・アフレック、ミシェル・ウィリアムズ、ルーカス・ヘッジズ
【一言あらすじ】一人の男が人生の問題を乗り越えたり乗り越えられなかったりする話
お久しぶりです。
ぎぶそんであります。
第91回アカデミー賞の授賞式が先日ありました。それに関連して、前回は第90回アカデミー賞関連作品を観ました。今回は引き続きアカデミー賞関連作品の感想記事となっております。
今回、観たのは第89回アカデミー賞において、6部門ノミネートされ、その中で主演男優賞(ケイシー・アフレック)と脚本賞(ケネス・ロナーガン)を受賞しました。
そんな作品です。
ちなみにではありますが、主演のケイシー・アフレックはベン・アフレックの弟でありまして、さらには映画の製作にはベンの親友であるマット・デイモンが関わっており、そういう部分でも少し話題になった作品かと思います。
評価
★★★☆☆(★3.0):調理の仕方が合わないっす。
題材、めっちゃ好き
主演の演技、上手ではないが、作品のテーマと合っている
風景の美しさがあって
なのに、肝心のストーリーの見せ場が少なく
構成は良いのに、物足りなさが残りまくってしまう
淡々としすぎて、緩急がないのは残念。
まぁ、そういう映画が好きな人もいるのは事実だし
淡々としていても、かなりの魅力を味わえる映画もあるけど、この映画は中途半端に淡々としたシナリオがあって、それを表現する演者のクオリティの高さがあるのに、その中で上質な淡々さを出せなかった。
淡々うるさいですね(笑)
もう少しあらすじ
ボストンで便利屋として働くリー(ケイシー・アフレック)は兄ジョー(カイル・チャンドラー)の訃報が聞き、故郷のマンチェスターに向かう。兄の遺言で甥っ子のパトリック(ルーカス・ヘッジズ)の後見人になることになったが、マンチェスターには自身にとって向き合いたくない暗い過去があるのであった。
映画の構成として、現代パートを映しながら、ちょいちょいリーの過去についての場面が交錯するような作りになっています。
回想パートでは、リーが孤独に過ごしている理由を少しずつ映していきます。そして、マンチェスターに留まることを拒む理由を観ている人は理解していく感じ。
構成自体は好きなのですが、いかんせん現代パートの作りが少し曖昧。
期待しすぎた感ある
正直、期待しすぎた感はあるよね。
普通のヒューマンドラマだし、普通のシナリオ。
アカデミー賞だからって、ハードル上げちゃダメ。
分かっているんですけどね。なんとなく上げちゃうよね(笑)
とはいえ、映画全体に漂う雰囲気は綺麗だし
今回はたまたま役者の演技の種類と主人公の雰囲気がマッチしていて良かった。
ざっくりだけど、このへんで終わりますね。
アカデミー主演男優賞受賞『マンチェスター・バイ・ザ・シー』予告編
鑑賞:2019.03.20