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僕とアールと彼女のさよなら ~この映画に共感できる人も多いのでは?~

【タイトル】僕とアールと彼女のさよなら      2015米/日本未公開

【監督】アルフォンソ・ゴメス=レホン

【出演】トーマス・マン、オルヴィア・クック、RJ・サイラー

【一言あらすじ】中二病ではなく、高二病な感じ。良い意味で。

 

 

 

日本では劇場未公開の作品です。このブログで感想が書かれている日本未公開の作品は半分当たりで、半分ハズレな印象ですが、この映画、良かったですよ。

 

 

 

感想・軽いネタバレ

 

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評価

★★★★☆(★4.0):こういう映画好きすぎです。

 

この手の映画を観て、高評価するあたり、僕は単純な人間なんだなって思います。でも、シンプルで見やすくて、面白くて。青年が成長していくタイプの映画が好きなんですよ。

ちょっとタイトルを羅列するならば、「ウォールフラワー」「あの頃ペニー・レインと」「きっと、星のせいじゃない。」とかこういう映画好きなんですよね。楽しいよね。

割とベタな展開で進みますが、撮影方法が特徴的な場面があって飽きさせなかったり、陰湿タイプではないオタクの特徴を捉えつつ、友人の独特なクセで引っ張りつつ、というように観ていて退屈しません。

それでいて、上映時間・キャストともにコンパクトで疲れなくて、風呂敷も広げすぎず、満足できる内容の映画でした。

 

 

もう少しあらすじ

高校では、どのグループにも所属せず、みんなと当たり障りのない上辺だけの付き合いしかしないグレッグ。「仕事仲間」のアールと映画を作ったりしているが、冴えない日々を過ごしていた。

そんなある日、「知り合い」であるレイチェルが白血病であることを知らされたグレッグはレイチェルの話し相手になることに...。

 

 

主人公のグレッグは変わり者です。高校生活に楽しさを見出せず、世の中を冷めた目で見ています。厨二病と言えば、それまでですが、みなが一度は経験しているのではないでしょうか?もしくは、今も現在進行形で、世の中なんて糞くらえみたいに思っている人はいると思います。しかも大人になってても。

そういう雰囲気が上手く表現されている、映画です。

 

 

 

日本未公開は勿体ない

と、思うぐらいよくできている映画だと思います。というか、好きな人多いんじゃないのかな?という印象、アメリカっぽさがあるのに、共感できるポイントがたくさんあって、感情移入もしやすいし、ベタな設定ではあるものの、撮影方法に工夫がされてて飽きさせない仕上がりになっています。

特に、よく出てくる場面として、主人公が美人でセクシーな同級生に話しかけられたりボディタッチされるシーンでは大きなヘラジカが小さなリスを踏みつけるというようなドールムービーが流れるんですが、そういうカットが変わるような演出は味があって面白い。

 

 

まとめ

女の子...というよりは男の子に観てほしい映画かもしれませんね。

特に上記でも挙げているような映画が好きな人にはオススメです。主人公を好きになっちゃうと思います。別に大きな盛り上がりがある訳ではないです。ただ、主人公の台詞回しにはセンスを感じるし、グレッグとアールの関係とやり取り、グレッグとレイチェルとの関係とやり取り、それぞれにアメリカンな雰囲気があるのに、共感できたのは楽しかった。グレッグの心の変化が見てるこっちは楽しくて、グレッグ的には不思議で謎で。

そういう細かい見えない部分でも楽しい映画でした。

 

 

 


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冴えない感じの男の子が主人公な映画

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鑑賞:2017.05.10