【タイトル】二ツ星の料理人
【監督】ジョン・ウェルズ
【出演】ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ダニエル・ブリュール
【一言あらすじ】問題児シェフがチームワークの大切さに気付く話。
今月5本目の映画です。
出演の欄でなんか見たことある、人物の並びだなぁとか思ってたらこの2人は「アメリカン・スナイパー」で共演してるんですね。映画を観てる途中では気付けませんでした(笑)
分かりやすいタイトルですが、原題は「Burnt」で、「Burn(焼ける)」の過去形です。別に作中で丸焦げの料理とかは出てこないんですけどね。なんでだろう?
感想・軽いネタバレ
評価
★★★☆☆(★3.0):面白かったけど、今一つ飛び抜けなかった。
久しぶりに料理人系の映画を観ました。普通に楽しめたのですが、なんとも中途半端な印象です。スター・ウォーズのネタで笑うこともできるし、敵とのやり取りも良いし、他にも要所要所で楽しめるんですが、どれもこれもイマイチ物足りない。んで、最終的なオチに関しても中途半端で、満足は得られなかった。
それでも、★3.0という平均点に達したのは、ブラッドリー・クーパーの料理人っぽさと演技の雰囲気や周りにいる人物のキャラが良かったからでしょうか。
それ以外は至って普通の映画でした。
まぁ、普通って書くとネガティブな印象になるけど、そうじゃなくて、普通に楽しめったってこと。
もう少しあらすじ
少し古臭い料理を作るが、天才型の料理人であるアダム(ブラッドリー・クーパー)はロンドンでミシュラン三ツ星のレストランを作ることを目標にしていた。トニー(ダニエル・ブリュール)の経営するホテルのレストランでシェフになることを半ば強引に決め、エレーヌ(シエナ・ミラー)ら腕利きのシェフを集めて最高の料理とレストランを作っていく。
アダムには色々と悪行を含めて伝説があり、慕う者もいれば憎む者もいるような人物です。割とそういうタイプの料理人映画ってあると思うので、結構ベタと言えばベタですね。作る調理はミシュラン三ツ星を目指すぐらいなので、堅い料理ばかりなので、夜中に観てもお腹が空く感じではないので、夜中に観ても大丈夫かと(笑)
ただ、僕にとってこれはマイナス点なんですよね。こういう料理を扱う映画を観るとお腹が空いてきて、夜食を食べたくなる。というか食べちゃう。ここまで来ると評価が高くなるんですよ。なんというか「映画に影響されてしまった」ってことになるじゃん?
逃げ腰的のオチの作り方
あんまりこういう感じのオチは好きではないんですよね。この映画には2つのオチがあるんですよ。小オチと大オチ的なね。んで、小オチ(先にあるオチ)は、そんなギャグタッチでいいんかーいって突っ込みたくなるようなオチで、大オチ(最後にあるオチ)は、いやいや二兎追わないんかーいって突っ込みたくなるオチ。
なんというか、もう少しシリアスな感じにオチを作っても良かっただろうに、そういう落ち着き方をするのか...勿体ないなぁ。と思っちゃう出来でした。要するに攻めが足りない。
なんで、シリアス路線のドラマ系映画と思って観始めると肩透かしを食らいます。
僕はなんとなく軽い気持ちで観始めたから、そのギャップはなかったです。
ただね、後半の方にあるシーンで、ライバル店のシェフとやり取りをするんですが、そのシーンの2人はなんだか好きでした。いがみ合ってはいるんですが、そういう2人だからこそのやり取りみたいなのが良かったですね。
まとめ
コメディ感あるハートフルな映画を求めている人にはオススメ。
シリアス感あるドラマ系な映画を求めている人にはオススメできません。
エンディングにはっきりとした物が欲しい方にも不向きっす。
説明は足りないけど、足りなくても事足りる映画です。軽く観ちゃいましょう。
鑑賞:2017.05.21