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ハロルド・フライのまさかの旅立ち

ハロルド・フライのまさかの旅立ち』★1/5

 

 

世間の映画評と自分の映画評がめっちゃ乖離してしまった。

この映画、結構評判いいんすよ。でも、★1つ。

なにがそんなにハマらなかったかなぁ...って思い返してたら、そもそもロードムービー系の映画苦手でしたw

いや、好きな映画もあるんだけど、基本的には刺さらないことが多い。

ロードムービーって「旅や冒険を通して主人公が大きな意味で成長していく」映画と捉えているんだけど、なんというか成長の余白がある主人公が主人公であれば良いんだけど、今回の主人公は定年を迎えているジイさんなんですよね。それが良くなかった。

 

 

あらすじ

定年退職し、妻のモーリーンと静かな日々を過ごすハロルドのもとに1通の手紙が届く。それはかつての同僚クイーニーからのもので、がんを患った彼女は目下ホスピスに入院し、死期が近いことを知らせるものだった。ハロルドは返事の手紙を出そうと家を出るが、自分の大切な気持ちを彼女に直接会って伝えなくてはと思い直し、「私が歩く間、どうか生き続けてほしい」という伝言を頼み、ホスピス目指して800kmを歩く旅に出る。

 

 

と、まぁこんな物語なんだけど

旅に出るのは良いんだけど、大して歩き慣れている訳でもなく、準備もしていないし、奥さんにも伝えていないし、そもそも歩いていくことよりも早く行って会ってやれ。という感情しか沸かなかった。

 

旅の途中で出会った人、というフィルターを通してかなんか分からないけど、過去の自分の過ちと言うか後悔を振り返る描写があるけど、その演出が無理無理すぎて。

 

映画を観ていて、旅の始まりが衝動過ぎて

どんな人生だろうと、どんな理由だろうと、いい大人なんだから旅への出方ってもんがあるでしょ?

 

そんなこんなでオチは小奇麗にまとめたけど、説得力はなかったかな。

ハロルド夫婦が過ごした年数を考えると、この旅だけでこんなに上手にはまとまらなくないか?という疑問しか残らなかった。

 

映画『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』 2024年12月20日(金) DVD発売決定! | 株式会社ハピネットのプレスリリース