【タイトル】ビューティフル・デイ 2017仏 2018米
【監督】リン・ラムジー
【出演】ホアキン・フェニックス、エカテリーナ・サムソノフ
【一言あらすじ】寡黙な男の寡黙な映画。
今回観たのは「ビューティフル・デイ」という映画です。タイトルの感じだとハートフルな印象を受けますね。
作品自体の紹介を軽くしますと、第70回カンヌ国際映画祭で男優賞と脚本賞を受賞しています。
あ。ハートフルなタイトルでありますが、ジャンルはスリラー映画となっております。
評価
★★☆☆☆(★2.0):情報量が少なくて疲れる。
まず言いたいのは、ホアキン・フェニックスのカッコよさ。素晴らしい演技力。それらがこの映画に詰まっているということ。
2つめに言いたいのは、映画内での説明や台詞の少なさによる、情報のなさ。
主人公の行動が何によるものなのか。フラッシュバックする光景はなんなのか。
何もかもが分からない状況で映画を追っていくのは疲れるし、主演がホアキン・フェニックスじゃなかったら観るのを止めてしまおうと思うほどだった。
あらすじ
行方不明になった少女を探す仕事をしているジョー(ホアキン・フェニックス)。たまに殺し屋になることもある。ジョーは政治家から、家出した娘を連れ戻してほしいという依頼をされる。ジョーは無事に少女を見つけることができたが、依頼主は死んでしまう。不審に思うジョーの元に刺客が現れ、少女を連れ去られてしまう。
仕事が仕事だけにジョーはあまり感情を出しません。喋りません。その結果、視聴者は情報を得にくいです。加えて、ジョーがフラッシュバックする形で断片的に過去の情報を与えられます。しかし、断片的なので、上手く情報が繋がらず、面白さに繋がりません。
そして、いつのまにか場面が流れていき、よく分からないまま映画はエンディングを迎えます。
途中で、映画から目を外したのかな?と思うほど、映画のシナリオを追えずにエンディングでした。
まとめ
あんまり刺さらなかった。なんとなく静かな映画が好きな人に評価されるだろうなぁという印象。他の映画で言うと「ドライヴ」とか。
ホアキン・フェニックスの演技力には目を見張るものがある。
ダンディズムだし、締まっている体ではないけど、弛んだボテっとした体がカッコいい。
短いけど、この辺で。
鑑賞:2019.05.23