【タイトル】ルーム
【監督】レニー・エイブラハムソン
【一言あらすじ】狭い部屋だけが、2人の全世界。
ここ最近は勝手に第88回アカデミー賞祭りをやっています。
作品賞の「スポットライト 世紀のスクープ」、主演男優賞の「レヴェナント:蘇えり者」、そして今回は主演女優賞の「ルーム」を観ました。
これもすごく気になっていた作品です。
やっと観れました。
多分3作品で終わりかな。
感想・軽いネタバレ
後半に大きなネタバレあります。
評価
★★★☆☆(★3.0):少し軽すぎたのかも。
あらすじを聞くと、すごく重そうなイメージだったんですが、観てみるとそうでもなかったです。むしろ、軽すぎな印象です。
シンプルなつくりの映画で深くまでは追求しません。
時間、場面、出演者数なんかもコンパクトで観やすいといえば聞こえは良いですが、リアル感は無い気がします。どうしてもあらすじのインパクトに内容が足りてないというかなんというか。
もう少しあらすじ
男の子ジャックと、その母親ジョイは狭い部屋で暮らしていた。文字通り、2人にとって、その部屋こそが世界であり、全てだった。
5歳の誕生日を迎えたジャックに、今まで秘密にしていたことを打ち明けるジョイ。戸惑うジャックを説得し、「部屋」からの脱出を試みる。
どのへんまであらすじを書くか迷いますが、ひとまずはこの辺で止めます。んで、さらにもう少し核心に触れる内容をこの先に書きたいと思います。
というかね、上にも貼り付けてますが、ポスターのポップさって詐欺なんじゃね?ってくらいポップなんですけど、どうなんですか。
僕は前情報として、概要を知っていたので、心して映画を観てたんですよ。それなのに、軽いテイストの映画で逆にビックリしたくらいです。
実は誘拐されていたのだ
大きなネタバレだけど、書いちゃいますね。
実はジョイは誘拐されていました。んで、犯人との間にジャックが生まれました。
誘拐されてから7年が経っています。部屋とは犯人の家の裏にある納屋です。
そこで生まれて、育っているので、ジャックにとっては、その部屋以外は偽物の世界です。
そして、納屋から脱出します。でも、自由になったはずなのに...。
ね?
この感じで行くと重そうな映画でしょ?でもね、軽いの。
7年間も監禁されていたのに軽いの。
うーん。結構シリアスな展開を期待していたんですが。
7年間も監禁されていたら、そんなもんなんですかね?
まとめ
そんなこんなで脱出をするんですが、脱出した後も割と淡白です。
なんというか、ジャックは子どもだし、監禁されていた場所しか知らないから、良いとしても、ジョイの方は7年間も監禁されていたのに、外にでてからのリアクションはそんなもん?ってぐらいあっさり。周りの反応もあっさり。
んで、ジョイの父親に関しては、(多分)ジャックの父親、すなわち犯人の血が混じってることを気にしている。そこなの?みたいな印象。
まぁ、他にも突っ込みたいところはあるけど、★2つにならないのは、脱出する前の部屋での生活シーンがテンポが良かったり、見やすかったり、これからどうなるんだろうという思いがあってぐいぐい観れたところと脱出してからの親子のやり取りとかかな。
案外、一般的には★2つでもいいかも。
アカデミー賞作品ってことで甘い採点になてるかもなぁ(笑)
主演のブリー・ラーソンの雰囲気、リース・ウィザースプーンに似ていませんか?
僕だけかな?なんというか、少し重い雰囲気がある、きゃぴきゃぴしていないところが好きですね。
ショート・タームでも主演をしています。
鑑賞:2017.04.08