ぎぶそんぶろぐ。

映画の感想とか、日常とか。

妹の体温 ~邦題から受けるほどのエロスを感じない映画となっております。~

【タイトル】妹の体温        ノルウェー2015/日未

【監督】アンネ・セウィツキー

【出演】インネ・マリー・ウィルマン、シーモン・J・ベリエル

【一言あらすじ】異父兄妹が恋に落ちる話。

 

 

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前々回、前回に引き続きエロティック映画祭りです。

今回の映画のタイトルは「妹の体温」です。なんともエロそうでしょ?男性諸君惹かれませんか?僕は惹かれません。

さて、今回はなんとなく珍しいノルウェー産の映画であります。確か、ノルウェーアカデミー賞にあたる賞レースにて賞を受賞しております。最優秀女優賞だったかな。

ヒロインのちょっと子供っぽい、けど、大人な(どっちやねん)、繊細というか、心の動きやか葛藤を上手に表現している演技は良かったです。なんか天真爛漫で活発で明るくて笑顔がかわいい演技でした。

 

 

感想・軽いネタバレ

 

 

 

評価

★★☆☆☆(★2.0):物語についていけなかった。

 

全体を通して「?」がいっぱいでした。主人公は異父兄妹の2人です。2人は良い関係ではありませんでした。しかし、ある日を境に変わっていきます。その変わり方に納得がいかなかった。詳しくは後で書きます。

んで、兄側で起こる、ある出来事もサラっとしてて謎。

妹と両親の関係性も謎だし、その両親の関係性も謎だし。

なんか、全体として、僕は置いてけぼりを食らいました。つーか、僕が馬鹿だからなのか?

 

 

 

もう少しあらすじ

子どもたち向けにバレエ教室を開いているシャルロッテは、アルコール依存症で入院をしている父親と、子育てに関心のない母親、その両親との関係に悩んでいた。そんなシャルロッテの元を異父兄のヘンリックが訪れる。ともに家族に愛情を注いでもらえなかった過去を持ち、なんとなく心惹かれていく。異父兄妹の禁断の愛に溺れていく。

 

 

そもそも、この映画って妹が主人公だと思うんすよ。そうなると、「妹の体温」っておかしい気がする。これだと兄視点のタイトルになっちゃうから、実際は「兄の体温」という邦題が正しい気がする。いきなりのタイトルに対する文句ごめん。笑

上記に書いたあらすじを読む限り、特に問題はなさそうなんだけど、なんかしらんけど置いてかれるんですよ。それが困った。

例えば、妹シャルロッテの元に兄ヘンリックが現れるんですけど、最初に会ったときヘンリックはシャルロッテに「俺に近づくな くたばれ」って言うんですよ。何があったか知らないですけど、いきなりそれはなくね?って思ってたら、次に会ったら少しぎこちないけど良くしてくれるんですよ。そして、恋に落ちるんですよ。

いやいや、「くたばれ」って言っておいて・言われておいて恋には落ちねーよ。

そんな関係を続けていると、ヘンリックが離婚して、シャルロッテのところに転がり込んでくるんですよ。ただ、離婚した理由が分からない。作中で多分話されていなくて、子供はヘンリックのところにいるから親権はヘンリックにある模様。謎。

 

そんなこんなで映画が進んでいきます。

んで、思ったのは、この映画もエロスをメインの映画ではなく、ドラマ性を持つ映画なんですね。あるいは、文学的な映画なんですよね。

SEXシーンはそんなに激しくはないです。かといって上品でもないです。

あんまり好きになれないタイプのドラマ恋愛・文学恋愛映画でした。

 

 

 

本来ここで書くことを上で書いてしまった感がある

やっちまいました。笑

この映画では近親相姦を題材にしています。異父兄妹なので、そういうことになるのかな。

人によっては毛嫌いする人もいるかと思いますが、そんなにドロドロした映画でもないし、下品な感じもないので、よろしく。

2人の関係性がバレてからの、映画の畳み方が雑な気がします。その上、結末は曖昧な感じで、あとは観客の皆さんにお任せします。という雰囲気で終わります。

僕は割と、結末ははっきり欲しいタイプの人間なのでもやもやが残ってます。

 

 

 

まとめ

エロス・・・控え目

置いてけぼり感・・・多め

上品さ・・・ほどほど

妹の可愛さ・・・良い感じ

兄の顔立ち・・・ごつい、堅そう、真面目そう、面白くなさそう

 

 

 

 

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鑑賞:2016.10.10