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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) ~演出面だけは楽しかった、ストーリー面はうーん...~

【タイトル】バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)    米2014/日2015

【監督】アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

【出演】マイケル・キートンエドワード・ノートンエマ・ストーン

【一言あらすじ】落ちぶれた俳優がブロードウェイに挑戦する話。で良いはず。

 

 

本当に久しぶりに映画を観ました。1ヵ月ぶりですね。

最近は色々ありまして...

まぁ、その話は機会があればします。

 

さて、今回観た映画は「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」です。

長い。タイトルに()を使うなんてビックリですね。

第87回アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞を受賞した作品です。

受賞こそ逃しましたが、他の部門にもノミネートされていました。

 

 

感想・軽いネタバレ

 

 

 

評価

100点満点中65点

 

これまた評価が難しい作品でした。

ストーリー的な評価だけなら、もう少し点数は下がると思います。

が、この映画の凄いところは、物語を放り投げている感がある点とワンカットで撮影をしたかのようなカット割り、そして、作中で鳴らされるドラムの音。この3つじゃないでしょうか。

 

 

もう少しあらすじ

なんていうか、映画の軸が分からない。笑

メインは主人公が演出、主演する舞台が成功するかしないかという話。だと思います。

んで、娘との家族愛、元奥さんとの和解(?)、若い人気俳優とのいざこざ

恋人との関係、舞台の批評家とのやりとりなどが脇にあって

そして、最大の敵、バードマン。

 

言っておきます。

スパイダーマンやアイアンマンなどの○○マン系の映画ではないです(笑)

しかも、上で書いた軸なんですが、ほとんどが解決しない。丸投げです。すごいです。

 

舞台自体は成功します。多分。

娘ともなんとなく仲直りします。

元奥さんとも割と悪くない。

 

でもね。なんかすっきりしない。

映画に完結性を求める人には向いてないし、がっつりストーリー性を求める人にも向いてません。

 

多分、メインの話は

主人公が自分の中にいるバードマンを倒す話。多分ね。

 

よかったところ

やはり、演出面ですね。

特にワンカットで映画を撮ったんじゃね?って思ってしまう映像の流れ方。切れ目が分からない。観てる途中で気付いて、びっくりした。

そして作中で鳴らされるドラム音。これは心地いいですね。ドラムだけってのが良い。ピアノやギターなどのメロディを奏でる楽器は要らねェ。って感じで鳴ってます。気分を上げます。

あとは現実と非現実の境目が分からないところ。

そんなとこでしょうか。

 

わるかったところ

ストーリー面全体でしょうか。

僕はしっかりと話にゴールが欲しいタイプの人間なので、この手の映画は好きではありません。

ひとまずは舞台が成功した感じで終わるので、そこは良かったんですが、この映画の性質上ラストのシーンがどこまで本当で、どこまでが偽物なのか分からない

これが不満。

 

 

 

 


第87回アカデミー賞4冠!映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』新予告編

 

 

 

 

鑑賞:2016.04.24