博士と彼女のセオリー ~この映画を観終わったら、スティーヴン・ホーキングのWikipediaが読みたくなる!~
【タイトル】博士と彼女のセオリー 2014米/2015日
【監督】ジェームズ・マーシュ
【一言あらすじ】難病ALSを患った天才の半生を追う映画。
久しぶりに映画を観ることができました!
2/28に「イミテーションゲーム」を観て以来なので、約3週間ぶり。なんとなく観るタイミングと気分が無くて、映画を観ない日々を過ごしておりました。
「博士と彼女のセオリー」を観ました。wowowでアカデミー賞特集をやっていたので、最近はアカデミー賞関連作品を観てます。やはり、面白いですね。賞が絶対という訳ではないですが、ある一定の面白さを保ってる気がします。もちろん、個人的に合わない作品もあったりするんですけどね。
今回の「博士と彼女のセオリー」は第87回アカデミー賞で5部門にノミネートされており、主演男優賞受賞した作品です。
感想・軽いネタバレ
評価
100点満点中70点
まぁまぁな面白さです。ALSを扱ってる映画なので重いのかなって思いましたが、それほど重さはなくて、見やすい映画です。また、主人公はスティーヴン・ホーキングは天才なのですが、そこに迫った映画でもないので難しい話はあまりなし。
エディ・レッドメインの演技が素晴らしいです。徐々に自由が利かなくなる体、それに伴って生まれる感情。上手に演じています。また、それを支える最初の妻を演じるフェリシティ・ジョーンズも良いですね。
ヒューマンドラマ扱いになると思いますが、どっちかというとドキュメンタリー要素もありつつの最初の妻の目線で描いたラブストーリーではないでしょうか。
よかったところ
実在する人物、またジェーン・ホーキングが書いた伝記、を原作とした映画なので、都合のいい展開もなく、無理やりなロマンティックシーンもなく、リアルに映画が進みます。2人の出会いから始まり、結婚生活、子育てなどなどを丁寧に映しています。
とあるシーンで、スティーブンが人生を顧みる場面があります。そこでの映画的な手法で過去に遡るようにフィルムを逆回転させます。作中で博士は「時間」についての考察を語ります。「時間を巻き戻せば云々」という内容なのですが、それを伏線ではないですが、意識しちゃいました。時間は巻き戻せないのですが、なんか、こう、心に何かが残るのかな。僕はそうでもなかったけど。
やはり、エディの演技ですね。これだけでも観る価値があります。
わるかったところ
良くも悪くも軽いテイストな気がしました。
なんというかメッセージ性が薄い。これは恐らく、男性よりかは女性の方が感情移入できるのではないでしょうか。原作が妻が書いた伝記なので、女性目線な映画な気がします。なので、70点になってしまった感もあるんですけどね。
短くて、雑な内容になりましたが、このへんで。
エディ・レッドメインはレ・ミゼラブルに出演しています。また、第88回アカデミー賞で「リリーのすべて」という映画でも主演男優賞にノミネートされました。
素晴らしいですね。
フェリシティ・ジョーンズはアメイジング・スパイダーマン2に出演してます。
また、スティーヴンの学生時代の先生がデヴィッド・シューリスでびっくり。ハリポタのルーピン先生が好きだったのでなんか嬉しかったです。笑
鑑賞:2016.03.21