【タイトル】プールサイド・デイズ 米2013/日2014
【監督・脚本】ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ
【出演】リアム・ジェームズ、サム・ロックウェル
【内容】内気でコミュ障、根暗な14歳のダンカン。母親のパムは離婚しており、新しい恋人のトレントがいるが、ダンカンはトレントとソリが合わない。そんな中、トレントの提案で夏を別荘で過ごすことになり、嫌々ながらも別荘へ。トレントらに心を開けないダンカンは別荘に到着してからも、疎外感をもち、一人で町を自転車でうろつきます。そこで妙な男オーウェンに出会いダンカンの生活は少しずつ変わりはじめる。
映画館で「コードネーム U.N.C.L.E.」を観てきたけど、なんか不完全燃焼感がありまして、もう1本観るかぁってことで、この作品を観ました。
ずばり面白かったです。ジャンルは青春コメディ物。ベタな展開ではありますが、ベタでない部分もありまして。中々、オススメの作品となっております。
感想・軽いネタバレ
上記の内容にもありますが、ダンカンは根暗です。そして嫌々ながら、別荘地へ向かっています。僕もこの手の人間なんですが、家にいたい人なんですよね。行きたいところがあれば自分で行くし、なんていうか望んでいない場所に連れられてもそんなに楽しめないというかなんというか。まぁ、望んでいないのだから、当たり前と言えば当たり前なんですけど、上手くその空間に馴染めないんですよ。それにダンカンにとって嫌いなトレント一家と一緒となれば最悪です。
冒頭で、その別荘に向かう道中、車内でダンカンはトレントに聞かれます。「自分に10点満点で点数を付けるなら何点だ?」と。ダンカンは渋々「6点」と答えます。するとトレントは「いや、3点だ」と返し、なんか偉そうになんやかんやと言ってきます。そんなトレントに嫌気がさしてイヤホンをして音楽を聞き始める。
到着してからも、隣人の母親は変人だし、トレントの娘は生意気だし、母親も浮かれっちゃったりして、そのことに辟易して、町をぶらついてると、地元民が集まるカフェ的な場所でパックマンのアーケードゲームをしているオーウェンに出会います。
オーウェンは近くのウォーターパークで働いている、良く言えば自由な、悪く言えば適当な男ですが、少し塞ぎ込んでいるダンカンを見て、自分が働いているウォーターパークでバイトをしないかと誘います。バイトに行くことにしたダンカンは、バイトの中でおかしなな仲間と楽しんだり、恋をしたり、業務中の問題を解決したりして成長していきます。
映画を通して良かったところは
ダンカンの映画内での立ち位置と、役者さんの雰囲気があっています。また作中で成長が分かりやすく描かれています。
印象的だったのはダンカンが母親に向かって「ママの人生だから、ママが決めなよ」的な事を言いますが、これはダンカン自身にも言ってるような気がします。
そして終盤のウォータースライダーからのエンディングまでの流れは好きでした。
あーだめだ。内容を全部書きたくなる(笑)
褒めすぎな気もするけど、個人的にお気に入りの作品です。
爆発するような、盛り上がりはないですが、中だるみもなく観ることができて良かったです。
あえて、悪い所を書くならば、恋愛要素をもう少し描いてほしかった。
もう、本当にあえて言うならなんですけどね。
登場人物みんなが個性的でキャラが立っていて....
って長くなるので、この辺で終わります(笑)
『プールサイド・デイズ』2015.4.15ブルーレイ&DVDレンタル/同時レンタル配信 - YouTube
監督のナット・ファクソンはファミリー・ツリーの脚本を担当しています。
オーウェン役のサム・ロックウェルはグリーンマイルにも出演しています。
鑑賞:2015.11.15