トランスポーター イグニッション ~ジェイソン・ステイサムを越えることはできませんでした。民放まで待て。~
【タイトル】トランスポーター イグニッション 日米2015
【監督】カミーユ・ドゥラマーレ
【製作・脚本】リュック・ベッソン
【出演】エド・スクレイン、レイ・スティーヴンソン
【内容】美女アンナからの依頼を受けたフランク(エド・スクレイン)が約束の時間に現れると、彼の愛車に3人の女性が乗り込んでくる。銃口を向けられた彼は、拉致された上に猛毒による影響で余命12時間と宣告された父親の姿を見せられる。プロの運び屋としてのルールから外れた仕事を強いられたフランクは逆上するが、タイムリミットは刻一刻と迫っていた。(シネマトゥデイ)
感想・軽いネタバレ
あまりノリ気ではなかったのですが、映画館で映画を観てきました。ファーストデイで料金が安かったので、知人(年上)に奢ってもらえたので良かった。
うーん。あんまり面白くなかったかな。なんか観ている途中で「長い」と感じたので、そういうことなんだろうな。
本編より、上映前のスターウォーズと007のCMの方がワクワクしました(笑)
まぁ、奢ってもらってるからいいけど、映画館で観たってのもあるからいつもより酷評になります。
うーん。何から書いていこうかな。
まず、トランスポーターシリーズ4作目となる本作は主演が代わっております。
ジェイソン・ステイサムからエド・スクレインに代わりました。この時点であまり良い予感がしません。ボーンシリーズやスパイダーマンシリーズの主人公変更は僕の中で悪だからです。
映画のコンセプトは変わっていません。アウディは出てくるし、運び屋と依頼人との間の3つのルールも健在です。
まず、1995年の話。
売春組織Aのナワバリに、今回の悪党組織(名前忘れた)がやってきて、そこを乗っ取る。
そこに連れられてきた女の子・アンナがヒロインとなります。
実はこの子は母親に500ドルで売られたらしいです。せめて600ドルで売るべきだった。(アンナ談)
んで、時は流れて15年後、つまりは2010年。その女の子を含む4人の女の子が悪党組織のボスに復讐するために運び屋を利用する。って感じの流れです。
気になったのは年代設定。
僕が映画中によそ見や居眠りをしていなければ、舞台はずっと2010年のはずだけど、出てきたiPhoneはLightning端子でした。
僕の記憶が正しければ、2012年くらいに端子が変わった気がします。
iPhoneの件で違和感を覚えたのは、映画の結構冒頭なのですが、それが気になって、映画に集中できませんでした。
それと、大事な車。2010年が舞台なのにアウディの最新機種と思われる車が使われていたり、車をフランクがリモコンでなんやかんやします。ちょっとハイテク過ぎませんかね?
もちろん、007なんかでは、もっと昔(ピアース・ブロスナン時代)のボンドがタッチパネル的なものでBMWを動かしたりもしていますが、あれは組織内にハイテク機械を作る部署があるし、なによりスパイです。
でも、トランスポーターは違う。もう、そういうのを気にし始めたら、観れませんでした。
これ以上書いてたら文句しか出てこなさそうなので(他にもあるんかーい)、この辺で。
褒めるところは特になかったかな。カーチェイスも微妙。アクションも微妙。
あ、助手席側の窓をぶち破って、運転席に乗っている人を無理やり降ろすというアクションはステイサム時代でもやったのに、今回もあって正直萎えました。
エンディングの何かを暗示させる雰囲気もあまり好きじゃない。
映画『トランスポーター イグニション』予告編 - YouTube
映画館で観るレベルじゃないです。日曜洋画劇場で放送されるのを待つ方が良いです。
制作・脚本はリュック・ベッソンです。
僕、彼とはあまり相性が良くありません。笑
実はトランスポーターシリーズ、そこまで好きではなく、もちろん嫌いって訳でもないんですが、ゆとり世代の車離れのせいか車にあまり興味がないんですよね(笑)
トランスポーターシリーズすべてに関わっているリュック・ベッソンとは相性が悪いのは必然かもしれません。
そんな彼の作品でも好きな映画もあります。
レオン(1994)とWASABI(2001)です。どちらも古いんですけど、面白いです。こちらはオススメですよ。
....そういや、ルーシーもリュック・ベッソンが絡んでたな....
あと、96時間とかも僕の中では日曜洋画劇場レベルなんだよね。
鑑賞:2015.11.01