【タイトル】鑑定士と顔のない依頼人 日伊2013
【監督・脚本】ジュゼッペ・トルナトーレ
【出演】ジェフリー・ラッシュ、シルヴィア・フークス、ジム・スタージェス
【内容】鑑定士として有能なヴァージルの元にクレアと名乗る依頼人から屋敷にある家具や絵画の査定をしてほしいと依頼が入ってくる。ヴァージルが屋敷に赴くとそこには依頼人の姿はない。査定を進めていくも、依頼人は姿を現すことがない。姿を見せない依頼人に対して、不快に思ったヴァージルは屋敷の中に隠れて、クレアのことを覗き見するが、その美しさに心奪われていく。
【キャッチコピー】「結末を知ると、物語の構図は一転する」
どっかで予告を見ていたと思うけど、どんな内容かはまったく忘れていて、題名だけが頭に残ってたという作品。やっと見ることができました。監督、出演者が気になっていたので、見ることができて良かった良かった。
さて、有能な鑑定士が本作の主人公です。白髪染めをして、スーツをかっちりと着こなし、少々潔癖症な老紳士です。
変な性癖を持っていて、女性が描かれた絵画の収集にハマっています。
付け加えるなら、63歳童貞。あちゃー、こじらせてます。
そんな鑑定士ヴァージルの元に査定の依頼が入ってくるところから始まります。
先に言っちゃうと、ハッピーエンドではないです。少なくとも僕はそう思いました。なんていうか胸糞悪いまでいかないけど、そんな話。いや、胸糞悪いって言い切ってもいいのかな。
なかなか姿を見せない依頼人&映画の中で出てくる「何かの部品」のおかげで、最初はミステリー路線っぽい感じ。はっはーん。依頼人の正体でびっくりするタイプの映画だな?暴いてやる!って見ていたら、割とあっさり顔が見れます。なーんだ顔あるやんけ。主人公と対面します。あらら、ミステリーではないのか.....
最初は「何かの部品」の収集のためにクレアに近づいていた節のあるヴァージルは恋に落ちます。ただ、依頼人クレアは問題を抱えていました。広場恐怖症だったのです。だから姿を現さなかったのですね。それを不憫に思ったヴァージルはクレアのためにあの手この手でサプライズをします。健気ですね。女性免疫がないからなのか、紳士だからかなのか。健気シーンがいくつもあります。
その女性との付き合いの指南をしてくれるのが、機械技師のロバートです。ヴァージルは彼に「何かの部品」の復元を依頼しています。若くてプレイボーイ。ヴァージルと対照的な人物です。
体感では少し長い映画だな。という印象。
面白いとは思うけど、それ以外に感想があまり湧いてこない。
印象に残るシーンも特にない...
随所にミステリー要素が散りばめられた作品です。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督といえば、ニュー・シネマ・パラダイスでしょう。泣けます。
ヴァージル役のジェフリー・ラッシュは「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのキャプテン・バルボッサと言えばピンと来る人が多いと思います。
ロバート役のジム・スタージェス は「ワン・デイ 23年のラブストーリー」がオススメです!こちらはアン・ハサウェイも出ています。あと、「クラウド アトラス」にも出ています。前の日記にも感想を書いてます。
鑑賞:2015.06.15