火口のふたり ～食欲、睡眠欲、そして性欲をこれでもかと貪る映画です～【感想】
【タイトル】火口のふたり 日2019
【監督/脚本】荒井晴彦
【一言あらすじ】いとこ同士が富士山の火口でセックスする話。
久しぶりに自分にとってのハイペースで映画を観ているから、記事を書くペースの方が微妙な感じになってて、具体的に言うと、鑑賞した順番に記事を書いてないことがあって、まぁ単純に書くのを忘れてたってのもあるんだけども。
んで、映画を観て、「あ、これはすぐに記事を書いて投稿したいな」って思う映画もある訳ですよ。例えば「静かな雨」の記事とか。あれは３記事分飛ばして投稿しちゃいました。
逆に鑑賞してから投稿するまでに時間をかける記事もあったりするわけよ。例えば「永遠の門 ゴッホの見た未来」とかね。これは3/30のゴッホの生誕168年を記念して投稿日を変えました(笑)
そんなこんなで、この記事は時系列的には「静かな雨」の次に観た作品です。
２作連続で邦画観てるということに自分でビックリしているよ。
どうも、長々とすみません。ぎぶそんです。
今日は「火口のふたり」という作品の感想記事です。
評価
★★☆☆☆(★2.0)：★は少ないけど、つまらなかった訳ではないんですよね。
なんか、自分の中で評価するのが難しい映画だった。★2.0ってつまらない印象になっちゃうけど、そんなことはなかったんですよ。でも、手放しで★3.0にするほどの作品でもちゃうよなーって思ってたりもして。
まぁ、気持ちが高ぶってないから、★2.0なんだろうな...って決め方をしちゃいました。
久しぶりにエロティック映画です。
元々はR-18映画ですけど、wowowでR-15版を鑑賞しました。
こういう映画って濡れ場をどのように仕上げるかが映画の評価ポイントになると思うんですが、正直言うと、そんなに良いセックスシーンはなかったかな。
でも、つまらないとも思わなかったです。なんというか普通なんですよね。セックスが。いやらしさは感じないです。
R-15版では騎乗位しているシーンや性器が映る角度のシーンなんかはしっかりぼかしが入っています。
元来のR-18はどうなのだろうか。
胸やお尻に関してはしっかり観れるよ。
あらすじ
賢治(柄本佑)は直子(瀧内公美)の結婚式に出席するために帰郷する。再会した二人は濃厚な肉体関係であった過去を振り返る。直子の「今夜だけ、あの頃に戻ってみない？」という言葉をキッカケに二人は互いの体を求めていく。
いわゆる不倫の形のセックスなんだけど、その部分での不潔さみたいなことはなく、かと言ってキレイさを表現しているセックスでもないんだよね。
そのバランス感覚ってのが凄く良いなって思っていて、なんというか普通にセックスをする。もしくはナチュラルに裸で過ごすのが良い。
ただ、二人が「いとこ同士」って部分で背徳感みたいなもの感じます。そのついでに野外で愛撫やセックスをすることでも性欲を発散していく。
タイトルにもなっている「火口」ってのは富士山の火口のことで。かつて二人が付き合ってた(？)頃に富士山の火口が撮影したポスターの前でセックスしたことを表しています。どういう経緯でそのようになったかは映画を確認してもうとして(実は理解が追い付かなかった)、すんごい変わった性癖ですよね。好きです。共感はできないけど。笑
さいごに。
そんなさ、タメになる映画って訳でもないし、エンタメ映画でもないし、ミニシアター系の映画なんだけども、なんとなーくこういう映画がハマるときとかあると思うの。
賢治はバツイチでプー太郎で、性に関して雑なところあるし
直子は嫁入り直前なのに元カレの体を求めるし、消極的理由で結婚しようしているし
ダメ人間同士って言ってしまえば、それまでなんだけど、そういう生き方なのよ。
だから、場合によっては映画を観ることで元気をなくす人もいるだろうし
逆に何かしらのものを得れる人もいると思う。
いや、当たり前のことで、どんな映画でもそうなんだけど
でも、この映画はそれが顕著。
ちなみにエンディングの音楽がちょいと刺さったので、最後まで観てほしい。
予告を貼ったんだけど、年齢制限がある....大丈夫かな。
この映画でメガホンをとった荒井晴彦監督は「海を感じる時」「さよなら歌舞伎町」の脚本を担当しています
2021.03.23
