Love,サイモン 17歳の告白 ～SNS、ネット、PCなどは正しく使え!!!～
【タイトル】Love,サイモン 17歳の告白 米2018
【監督】グレッグ・バーランティ
【出演】ニック・ロビンソン、ジョシュ・デュアメル、ジェニファー・ガーナー
【一言あらすじ】ゲイの少年がなんやかんやする話
最近、良いペースで映画が観れております。良いですね映画って。
今回観た映画は『Love,サイモン 17歳の告白』です。タイトルに邦題らしさが出てますね。「17歳の告白」って部分に。副題を付けるのって邦題に多いと思います。日本のドラマとか副題多い気がするんですよね。あくまで体感。
この映画はLGBT関連映画になっていて、主人公の少年がゲイであることを周りの人に隠している、というところから物語がスタートします。
感想・軽いネタバレ
記事の後半、ネタバレ多めです
評価
★★☆☆☆(★1.0)：取って付けたような最後のシーンがゴミ。
LGBT関連の映画って最近多い気がします。もちろんこれも体感です。
題材として扱っている映画は昔から普通にあると思うんですけど、メディア等で触れる回数が多くなっているのが正しい認識かもしれません。最近のタイトルを挙げるのであれば「君の名前で僕を呼んで」や「ある少年の告白」などが話題作でしょうか。
世相を表しているんでしょうね。
んで、映画の評価としては★1.0です。設定はかなり好みだったんですけど、全体を通して、甘さが出ていて、締まっている場面が少なくダラダラとした映画です。少年１人が頑張っていて、それはそれで、ゲイを隠していることに対する表現なのかもしれないけど、どうしても面白さには繋がっていかなかった。
「映画的に盛り上がらなかった＝リアルな少年の学校生活」と思えば悪くないかもしれない。
もう少しあらすじ
高校生のサイモン(ニック・ロビンソン)は自分がゲイであることを隠しながら学生生活を送っていた。そんなある日、学校にブルーと名乗るゲイがいることを知ったサイモンはブルーにメールをし、互いに正体を隠したままメールでやりとりをすることに。しかし、メールの履歴を同級生のマーティンに見られて、サイモンがゲイであることがばれてしまう。
高校生にとって学校というのは世界の全てみたいなもんで、そこでゲイをカミングアウトするってのはかなり勇気のいることなんだろうな、と想像するのは難しくなくて。
マーティンというやつが曲者で、弱みを握られたサイモンはマーティンのためにあれやこれやとパシリにされてしまいます。
そんな話ではあるんですけど、紆余曲折あって、マーティンはサイモンがゲイだということを全校生徒にバラします。
他にもいろいろあって、サイモンは仲の良い友人も失いかけます。
ただ、この映画のミソは同性愛者のことにスポットライトを当てている訳ではないと思うんだ。
結局のところサイモンの自己管理能力の低さが問題
映画の制作陣的にはラストのシーンを撮ることで、この映画をハッピーエンドで終わらせたつもりなんだろうけど、気持ち悪さしか残らないんだよね。あのシーンは。
ラストのシーンを話す前に言っておきたいのは
サイモンはアホだということ。
学校のパソコンを使って個人間のメールを打つというのは信じられない。17歳って言えば大人だし、話している相手と自分の立場を考えるなら、もっと慎重に行動するべきだったと思う。
ゲイを取り上げた映画ではなく、馬鹿な高校生がSNSでやらかした、と言う映画なんだよね。
また、バレた後にマーティンから無理難題を突き付けられたサイモンは友人を裏切るような行動をいくつかします。なんて自己中心的な主人公。もちろん、ゲイだということをバラされたくないってのもあったんだろうけど、少し信じがたい友人関係だなと思った。
そして、ラストのシーン。
マーティンにゲイであることを晒されたサイモンは、ブルーにも正体がバレてしまい、連絡が取れなくなってしまう。サイモンはどうしてもブルーに会いたかったので「遊園地の観覧車に一緒に乗ろう」と高校全体の掲示板みたいなところで問いかける。要は君もゲイだということをバラそうぜ☆ってこと。
そしてクライマックスを迎えることになって、言ってしまうと、ブルーはサイモンの前に姿を現してくれて、一緒に観覧車に乗ってくれます。
そして、観覧車で２人はキスをします。
.............はァ!?
２人の貞操観念腐ってねェか？
という感想を持って、映画が終了。
キスシーンのあとにも少し映画は続くんですけど、もう記憶には残ってないですね。
