オリエント急行殺人事件 ~真実はいつもひとつ!見た目は豪華、中身は微妙。~
【タイトル】オリエント急行殺人事件
【監督】ケネス・ブラナー
【出演】ケネス・ブラナー、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ
【嘘あらすじ】じっちゃんの名にかけたり、かけなかったりする話。
こんにちは、ぎぶそんです。
今日は『オリエント急行殺人事件』を観ました。原作はミステリーの女王と評されるアガサ・クリスティです。ちなみに相方はミステリーの王様であるコナン・ドイルです。すみません、多分嘘です。勝手なイメージです。
感想・軽いネタバレ
※犯人や事件の根幹に触れないように書くつもりですが、気になる方は気を付けてね。
評価
★★☆☆☆(★2.0):中盤まで長い。後半置いて行かれた。
みなさんは『オリエント急行殺人事件』の内容を知っていますか?有名な小説なので、真相を知っている方も多いかもしれないですね。僕は奇跡的に何も知りませんでした。小説は読んでいないし、その他の映像作品も観たことがありません。完全にネタバレなしに今作を観ました。
映画の冒頭は主人公であるエルキュール・ポワロの変人ぶりを示すシーンがあり、軽く事件を解決して、そして、とっとと汽車に乗り込みます。
映画の導入としてはベタですよね。
ただ、最初の変人ぶりの表現の仕方が納得いかなかった。
原作を読んでいないので、原作準拠なのかは分かりませんが、変人設定に対するポアロ自身の心理設定が伝わってこなかったのが、しょっぱなから残念。
もう少しあらすじ
世界一の探偵と自負するポワロはイギリスへ向かうためのオリエント急行に乗るが、そこで殺人事件が起こってしまう。ポワロは事件解決に向けて乗客に事情聴取をするも捜査は難航。果たしてポワロは事件を解決することができるのか?そして、事件の真相は?
出演者は豪華ですけど、場面的には列車の中だけで話が進んでいくから、予算は低そうだと思いました。
いや、本当に出演者だけは豪華なんですよ。
ケネス・ブラナー、ペネロペ・クルス、ウィレム・デフォー、ジュディ・デンチ、ジョニー・デップ、ジョシュ・ギャッド、デレク・ジャコビ、デイジー・リドリー
Wikipediaを読んで、僕が「あぁ、〇〇に出てた人ね」ってなったのがこんなに。
他の2~3人はすみません。分かりませんでした。
やっぱり豪華だと思うんすよ。
でも、必要か?と言われたら微妙な気もします。うん。
推理物として
そもそも映画で推理物って難しい気がするんですよね。
出演者がいる以上、顔があって、これだけ有名な人を起用すると過去のキャラクターに雰囲気を持っていかれて、シナリオとかに集中できないというかなんというか。
小説とかだったら、言葉のみの表現だから、物語に集中できるんだけどね。
だったら、推理物としてのベースを残しつつ、奇抜な設定を放り込んだ方が個人的には好きなんですよ。例えば、「シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jrのやつ)」とか。
僕が少しボーっとしてたからかもしれないけど、ポワロが推理していく中の論理の組み立てが分からなくて、犯人まで行き着いた経過が不明すぎてビックリした。
まとめ
事件が起こる→捜査する→行き詰る→「自分に解決できない事件なんておかしい」ってことで犯人は○○なんじゃないの?
という流れで事件を解決に導きます。
あ、カメラワークというか、カメラの演出がダサかった。
シナリオの方がダメすぎて、あんまり気にならなかったけど、撮り方もウザいと感じた。