ぎぶそんの日記

メインは映画の感想記事。たまに日常のことをちょこちょこと。

ブルックリン ~どちらの国で生きていく?~

【タイトル】ブルックリン             米2015/日2016

【監督】ジョン・クローリー

【出演】シアーシャ・ローナンエモリー・コーエン、ドーナル・グリーソン

【一言あらすじ】田舎娘が都会で頑張る話

 

 

 

6月、2本目の映画です。この映画は第88回アカデミー賞に3部門ノミネートしていました。残念ながら受賞は逃しましたが、レベルの高い映画ではないでしょうか。

ちなみに作品賞、主演女優賞、脚色賞にノミネートされていました。

 

 

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感想・軽いネタバレ

 

 

 

評価

★★★★☆(★4.0):主演女優賞にノミネートされるだけあるね!

 

なかなか面白かったです。割と色んなことを盛り込んだ映画になっています。しかし、浅く盛り込んでいる訳ではなく必要な要素をしっかり盛り込みつつ、かといって盛り込みすぎて鑑賞していて疲れることもなく、ほどよい感じです。

これって結構大事で、盛り込みすぎて映画が散らかってしまったり、盛り込んだはいいけど、深く掘り下げなかったり、とりあえず入れてみただけに終わってしまうようなキャラ、台詞、シーンがある映画ある中で、すごくバランスの良い映画だと思います。

これ以上増やすことはできないし、これ以上減らすこともできない映画です。

 

 

 

もう少しあらすじ

アイルランドの閉鎖的な田舎町で働くエイリシュ(シアーシャ・ローナン)は姉と牧師の計らいでニューヨークのブルックリンに移民したが、慣れない都会、慣れない仕事にホームシックで涙するようになっていた。そんなエイリシュを見かねた世話役の牧師が大学の夜間コースに行くことを勧めたことで、少しずつ彼女は前向きになっていき、パーティで出会ったトニー(エモリー・コーエン)と恋に落ちる。全てが順調と思えた矢先、エイリシュの元に姉の訃報が届く。

 

 

 

主人公のエイリシュは地味子です。しかし、ブルックリンでの生活に慣れていくにつれて少しずつ自分に自信を付けていきます。嫌味な自信ではなく、生活が充実していくことによる満足感や幸福感からくるオーラです。また、その成長によって今まで自分が置かれていた環境(田舎特有の閉鎖的な雰囲気)の異質さ(まではいかないけど)に気付きます。

そういう物語です。

 

 

 

主人公が良い。

良い意味で素朴な顔立ちのシアーシャ・ローナンが良いですね。すごく映画の時代やキャラの設定にあっています。また、大型船の船に乗っているシーンがあるので。単純な僕は「タイタニック」のローズ(ケイト・ウィンスレット)のような印象を受けました。もちろん、2人のキャラクターは全く違います。エイリシュとローズは育ちが全然違いますが、なんとなく似ているような演技だと感じました。

エイリシュは台詞の中に毒を含ませることが多いです。それがスパイスになっていて面白いです。恋人の普通っぽさも良いですね。ラブシーンが露骨に出てこないのもいいです。おそらく時代的なのもあるんでしょうが、いちゃいちゃしすぎないのが好きでした。

 

 

 

まとめ

全体的に綺麗に収まっている映画です。中弛みもなく、観やすくておすすめ。

女性をターゲットにしている映画だと思いますが、男性でも楽しく観れると思います。

海外に行きたいけど、なかなか踏み出せない。行ってみたは良いものの慣れない土地での不安に押しつぶされそうな気持ちってのはどこかのタイミングで誰もが経験する可能性があると思います。もしくは似たような状況になったりとかね。

そういうのを上手に表現しているし、それ以上に田舎と都会の比較。

主人公の中での2つに国に対する葛藤。

いや、面白かった。

 

 

 


映画『ブルックリン』予告編

 

 

鑑賞:2017.06.08