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ミスト ~バッドエンドが好きなひと必見の映画です!~

【タイトル】ミスト

【監督・脚本】フランク・ダラボン

【出演】トーマス・ジェーンマーシャ・ゲイ・ハーデン

【原作】スティーヴン・キング『霧』

【一言あらすじ】キング×SF×パニック×鬱エンド

 

 

 

いやー、噂通りの結末でした。もうね、先に言っちゃいますと、この映画はバッドエンドな映画で有名なんですよ。その手のワード+映画で検索すると、ヒットします。

内容としてはSF×パニックって感じ。得体のしれない敵が現れたら、アメリカ的にはこういうふうになるんだろうなぁとしみじみ。やっぱり、日本人のパニくり方とアメリカ人のパニくり方は違いますよね。いや、どうなんだろうか。

 

 

 

感想・軽いネタバレ

 

 

 

評価

★★★☆☆(★3.0):さすがの結末っす。

 

なんつーか、久しぶりに後味が悪かった。これは褒め言葉です。バッドエンドな映画が観たくて観たので満足感はありますが、どうしてもあのバッドエンドに行くまでの過程が好きになれなくて、、、★3つになりました。と、言うのも、映画の中でちょっとした大事なキャラがいまして、その人は聖書信仰が強いんですね。んで、最終的には敵対するほどの溝が生まれるのですが、どうしても宗教観の違いを映画内で描かれると僕にはピンと来ないんですよね。

もちろんなにかしらの宗教を信仰することに文句は言いませんが、それを強制するのが微妙でして。僕は神様はいない。もしくはいたとしても想像上にいるだけで、その神が世界を作っただの、神が生贄を望んでいるだの、そういうところまで思考できないんですよ。

というか大筋は★2つやな。

 

 

もう少しあらすじ

激しい嵐が町を襲った翌日、人々は今後に備えて買い出しをするためにスーパーに集まっていた。デヴィッドもその一人。息子と買い物をしていると、血まみれの男がスーパーに逃げ込んできた。その男は「霧の中に何かがいる!」と叫び、程なくして店全体、街全体が深い霧に覆われていく。店内は不穏な空気に包まれるのであった。

 

 

 

この映画はエンディングありきで作られたのかなぁ。と思います。まぁ、原作がそうなってるんでしょうけどね。あのエンディングにするためには、大きな絶望がないといけないし、大きな絶望を生むためには、得体に知れないモノが必要だし、絶望さえ与えてしまえば、それがなんなのかはどうでもいいよね。的な。他の細かい部分も特に気にしなくていいよね。的な。

文句ではないですよ。なんというか、うん。そんな感じ。

 

 

 

 結末に気を取られるけど

結末は期待通りのバッドエンドなんですが、その他は特筆することがないです。個人的には宗教おばさんが嫌いになったぐらいで、他にめぼしいキャラもいなかった。

さっきも書いたけど、結末ありきの映画でして、そこに行くまでの過程は結構つまんない。SFもだけど、なんとなくファンタジーも入ってるのかな。異次元がどうのこうの言ってたし。

アメリカに対する疑問だけど、アメリカ人って基本的になにかしらの宗教を重んじてるものなの?日本人は家系的に信仰している宗教があったとして、それを生活の中で前面に出すことはあんまりしない印象だけど、この映画の中でやたらと宗教ゴリゴリの人がいて、それで宗教対立が起こるんだけど、現実に起こる、どこかの国内の紛争や国と国の戦争でも主教観の違いってのが原因の一つに成り得るけど、スーパー内の人数でも宗教観の違いで戦争って起こるんだね。って思った。

小学生並みの感想だな(笑)

 

 

 

まとめ

結末はさすがのバッドエンド具合だが、そこに至るまでの過程はそこまで重要ではなく大味です。

宗教くさいおばさんが最大の敵の可能性もある。

決断、英断は慎重に。

 

 

 

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鑑賞:2016.09.18