少女が大人に変わる夏 ~大人というよりはめんどくさい女の子になりました~
【タイトル】少女が大人に変わった夏 米2013
【監督・脚本】ナオミ・フォナー
【出演】ダコタ・ファニング、エリザベス・オルセン、ボイド・ホルブルック
【一言あらすじ】少女は親友のこと、恋人のこと、家族のことで悩んで大人になったりならなかったり。
久しぶりに映画を観ました。今回の主演はダコタ・ファニング。個人的には好きではない女優です。アイ・アム・サムのときは純粋に可愛かったのですが、宇宙戦争のときはクッソうるさくてウザかった(笑)その印象のせいか、なんとなく好きになれません。
この映画はジャンル的には青春モノです。しかし邦題的な展開はあんまりありません。正直、裏切られました(笑)というのも、「少女が大人に変わる夏」って聞くと、エッチな展開を期待しません?いや、いやらしい意味ではなく、いい意味でのエッチさ。というか上品なエッチさ。そういうのが欲しかったのになぁ。と、ちょっと残念。
評価
100点満点中55点
いや、くっそつまんないって訳でもないんだけど、気にかかるシーンもなかったし、気になるセリフもなく。邦題のようにちょっとだけ大人になっていく話。
...ではなく、「大人」ではなく「めんどくさい思春期の女」になる。というか元々その素質がある女の子の話って印象。
設定はベタだし、SEXシーンもおっぱいは見えないです。健全な女の子らしく、パーリピーポーも出てこないですし、ぶっとんだ人間はいません。そう言ってしまうとリアル路線なのかもしれません。でも、うーん。
もう少しあらすじ
大学進学が決まってるリリーとその親友ジェリーは高校最後の夏休みを過ごしていた。2人はこの夏に「大人」になることを決める。その内容は「初体験」を済ませること。ジェリーが好きになった青年デヴィッドと付き合うことになり、「初体験」までしてしまったリリーはジェリーにそのことを言えずにいた。また、リリーは両親のことでも悩みを抱え込んでいた。
そんな感じです。
なんかどっちつかずのシナリオ。エッチなラブロマンスでもないし、親友との友情物語でもないし、家族愛の話にもならない。そういう3つの要素をつまみ食いしつつ、ティーンの女の子、大人になりたい女の子の夏を映していきます。
大人というよりはメンヘラな感じ
これは僕のダコタ・ファニングの宇宙戦争なイメージのせいだとは思うんですが、大人に変わるというかメンヘラ気質がめんどくさい。そこが鼻につくかつかないかで評価変わると思う。僕は駄目でした。
個人的には作中でリリーの上司役でピーター・サースガードが出てきたので、上司との大人なエッチ路線あるんじゃね?って思ったのですが、そんなことはありませんでした。「17歳の肖像」的な映画を期待しましたが、そんなことありませんでした。笑
よかったところ
リリーの親友ジェリーは音楽を志しているらしく、バーみたいなところで弾き語りをします。そのシーンはなんだかよかったです。歌が良かったからかな。
わるかったところ
中途半端なのが勿体ない。邦題負けしてるかなという印象。
ジェリーの家に事件が起きますが、いきなりすぎてポカーン。多分リリーの家との比較対象だったりするんだろうけど、肝心のリリーの家族がちょいちょいしか出てこないし、そもそもどんな家族構成で、どんな家族なのかの説明がないから比較しようにも...ってなります。
ダコタ・ファニングは駄目な感じで年を重ねたのかも。海外の方は劣化の仕方がちょっとね。不細工ではないけど。
ダコタ・ファニングはアイ・アム・サムと17歳のエンディングノートくらいがおすすめかな。というかそれぐらいしか印象に残ってない。
ピーター・サースガードは結構好きな俳優です。おすすめは17歳の肖像、エスターなど。
鑑賞:2016.05.20