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世界から猫が消えたなら ~猫可愛いよ。猫。~

【タイトル】世界から猫が消えたなら    日2016

【監督】永井聡

【出演】佐藤健宮崎あおい濱田岳

【一言あらすじ】何かが世界から消える話。

 

 

約9か月ぶりに邦画を観ました。

とは言え、まったく観てなかったわけではないですが、初見映画を久しぶりに観るのであって、邦画はたまに観てます。

ってここまで書いて、ここ1年に観た邦画を考えてみると、劇場版コナンとジブリを除いたらガチで観てない気もする...。

なんでここまで邦画を観なくなったのだろうか...。

まぁ、それはさておき、今回観た映画は「世界から猫が消えたなら」です。割と話題になった映画ではないでしょうか?予告等で姿を見せた猫がかわいいですよね。

 

 

 

感想・軽いネタバレ

 

「世界から猫が消えたなら」の画像検索結果

 

 

評価

★★★☆☆(★3.0):結末は曖昧なのね。

 

面白かったです。小説の方は読んでないのですが、小説も映画もある程度パートが分かれているようです。2つ目のパートにあたる話が好きでした。親友のツタヤ(濱田岳)との話です。「映画は無限にある、だからこのやりとりも永遠に続く。」という台詞が好きです。この台詞、この2人の関係、ツタヤの焦る姿を観れて良かった。

 

あとのパートはベタベタのベタです。特筆することはないかと。

 

 

 

もう少しあらすじ

主人公・ボク(佐藤健)は自分と同じ格好をした「悪魔」に余命宣告をされてしまう。「世の中から1つ、物を消すことで寿命を1日延ばしてあげる」と提案する「悪魔」。世の中から物が1つずつ物が消えていく中でボクは今までの日々を振り返っていく。

 

 

 

何かを失ってはじめて、その大切さに気付く。

ではなく、何かをキッカケに得たものを失う。

観たいな感じの映画。

多分そう。

ファンタジーっちゃファンタジーな映画です。

 

 

 

 

珍しく考察的なことを書くので、いつもよりネタバレ率が高いと思われるので注意。

 

 

 

主人公の性格

映画の中で元カノである宮崎あおいがボクに「たとえ話で話す癖は相変わらずだね」みたいなことを言います。また、過去の回想シーンで旅先で出会ったバックパッカーにボクは「たとえば死ぬとしたらどこに帰りますか?」みたいな質問をします。

どうも、この主人公は「たとえば~だったら」みたいな考え方をする傾向にあるようです。

この映画全体が彼の空想の中で起こっている話なんじゃないかな?とも思えてきます。

要するに、「たとえば明日死ぬとしたら、そんでもって悪魔が現れて1つ物を消すことで寿命が延びたらな、さらにさらに○○が消えたら××になって...」みたいなね。

主人公が死ぬ描写があるわけではないので、そんな気もします。

特に、最後、悪魔とのやり取りを終えて、明日死ぬって時に「(実家に)帰ろうか」的なくだりがあります。んー、明日死ぬとして「帰ろうか」的な発言をするかどうか微妙だなとか思いつつ、帰る分には分かるんですけどね。

 

 

 

まとめ

どうしても、邦画の悪いところなんだろうけど

日本人の俳優女優は身近すぎて、映画にもコンスタントに出演し、ドラマにも出演し、CMやバラエティなんかにもよく出ます。

そのせいか、色んな役を演じる役者ではあるんですが、ある程度偏ったイメージが付きやすいです。

そうなってくると、映画の中の主人公の雰囲気が役者の雰囲気に流されやすくなっちゃいます。

何が言いたいかというと、この映画の佐藤健はやっぱり佐藤健らしいし、宮崎あおい宮崎あおいっぽいんですよ。当たり前なんですけどね。

なんか、そういう部分で少し伸び悩んだ映画な気もした。

 

 

 


「世界から猫が消えたなら」予告ロングver

 

 

鑑賞:2017.05.11